玉ねぎ🧅の実験

#子どもに教えられたこと

只今、うちの冷蔵庫には、玉ねぎのみじん切りを、真水に浸したものが入ったタッパーが二つ眠っております。

というのも、次男が最近、みじん切りを褒めたらみじん切りにハマり、
先日作った次男のカレーがとても美味しかったことで盛り上がり、
また、もうすぐ一人暮らしをしたいというモチベーションの中、カレー作りを覚えたいようで、、

また、よりカレー作りを短時間でするためにはどうしたらいいか？ということを考えたいみたいで、、

「そうだ！玉ねぎを前もってみじん切りしてしておいて、水に浸けて凍らせとけばいいんだ」という考えに至ったらしいのです。

私は否定したい気持ちでいっぱいでした。

玉ねぎ？
凍らす？
しかもみじん切りにした玉ねぎを水につける？

水につけたら、成分が水に溶け出してしまうのではないか？
そして、しかも凍らせてから使う？
えっ？
なんで？
どういうこと？

クエスチョンマークがたくさん頭に並びました。

私は、勝手にそこから妄想を膨らませました。

私の考える代替案は、玉ねぎはせめて水につけずに、ZIPロックで空気を抜いて凍らすといい。
さらにベターなのは、玉ねぎを先に炒めておいて、それをZIPロックに空気を抜いて入れて凍らしておく。
そうすると鮮度も保てるし、炒めてあるので水分も飛んでるから、より美味しさが保てると思う。

頭の中を勝手にぐるぐると私の考えが走ったんですが、とりあえず抑えました。

「とりあえず頭ごなしに、他人の考えを否定してはいけない」

そんなこと、自分がされたらどんな気持ちか？

今はコーチングを学んでいるため、とりあえず質問を投げかけました。

「えっ？どうして水につけて凍らせるの？」

「玉ねぎをみじん切りして、空気を抜いてZIPロックで凍らすのはダメなの？」

と二つ聞いてみました。

すると即座に答えが返ってきました。

一つ目は、水につけると玉ねぎを解凍した時に、玉ねぎと玉ねぎをつけておいた水を分解して、その水も、カレーのスープに使えるからということでした。

二つ目は、玉ねぎをみじん切りにして空気を抜いてZIPロックで凍らすのは、玉ねぎが、空気に触れてしまうから（劣化する）」ということでした。

そこで、あとで主人に事情を話しました。

「私、めっちゃ否定的なことばっか思い浮かんで、それを並べたいんやけど、どうしよう」って言ったら、主人は、

「失敗させたらいいし。
うちの会社でも社長は失敗するのは分かっていて、黙ってやらせてくれる。それが人の成長を促すんだ」みたいなことを言いました。

なるほど。じゃあ黙っておくか。

とにかく否定的なことを言うのは嫌なので
黙って傍観することにしました。
すると、面白かったです。

月曜日は、みじん切りするのに1時間20分もかかり、それを丁寧にタッパに入れ、水を張り冷凍庫に凍らしていました。

その6時間後ぐらいに、嬉しそうに冷凍庫からタッパーを出してきて、凍り具合を確認していました。

タッパのうちの一つは、まだ半凍りのままみたいで、凍り方が2つで違うと、実験結果を観察し述べていました。

なるほど、理科の実験でもしてるような感覚なのかしら。

夏休みの自由研究の感覚なのかしら。

面白いなぁと思って、
「へ〜、そうなんだ〜、凍り方が違うのね」
と返事をしておきました。

さて、私が今週はカレーを作って欲しいとお願いしている曜日は金曜日です。

今から楽しみです。

理科の実験の続きを待っているみたいです。

解凍をするのは何時間かかるのか。
玉ねぎはどういう状態になっているのか。
水と玉ねぎとうまく分離させられるのか。
果たして、美味しいカレーができるのか。
水っぽくはなかろうか。

と仮説を立てて状況を見守ろうと思います。

つづく…