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撲滅可能とも言われるがんを予防せよ

 昨日、日本でHPVワクチンの積極的勧奨が再開されるとの嬉しいニュースが入ってきた。
 ワクチンの副反応問題を朝日新聞やTBSが大々的に報道して以降、厚生労働省はワクチンの積極的勧奨を中断した。
 小学校6年生から高校1年生までの女子は無料で接種できる定期接種は制度としては残されたままだったが、マスコミのセンセーショナルな副反応報道で日本の接種率は激減、数パーセント未満に落ち込んでしまっている。
 国がワクチンにお墨付きを与え、接種年齢の子供がいる家庭にお知らせが届くことで諸外国並みに接種率が増えるだろう。一安心だ。

 HPVによる子宮頚がんの恐ろしいところは、「マザーキラー」と呼ばれる若年層が罹患して一定確率で死亡するところだ。
 産まれたばかりの赤ちゃんを残して母親が亡くなるなど悲劇でしかない。
 それを救えるワクチンは1983年にHPVが発見されるところから開発が始まる。今では『ガーダシル9』の商品名で知られる悪性度の高い9種類のHPVに対応した9価ワクチンが日本でも承認されており、接種すればかなりの確率で予防効果がある。

 また、子宮頚がんにならないまでも「異形成」といって軽度から高度まで段階的に悪化していくので異形成が見つかるとかなりの頻度で検査をしないといけないのも、地味に負担なのである。
「ガンになるかも?」との不安を抱えて生きることほど辛いことはない。
 高度異形成になると円錐状にレーザーで異形成部分を切除することになり、妊娠出産に悪影響が出るのは間違いない。

 そんなガンをかなりの確率で予防できるHPVワクチンはオーストラリアなどの一部の国では男子にも定期接種されている。
 撲滅すら可能と言われている子宮頚がんを予防する活動が、さらに推進されることを祈る。

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