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「若い領域」を担うマネジメント層に必要なこと_仮説の手前 31

トランザクティブ・メモリーという言葉があります。

1980年代半ばにアメリカの社会心理学者、ダニエル・ウェグナーが、「誰が何を知っているかを認識すること」をトランザクティブ・メモリーと定義し、組織内の情報の共有化で大事なことは、組織の全員が同じことを知っていることではなく、「組織の誰が何を知っているか」を組織の全員がよく知っていることであると唱えました。

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前回の「仮説の手前」では、インハウスエディターのチームでは、各自が最新の他社情報を考察含めて共有することが、「定石」のないオウンドメディア領域におけるスキル向上には必要で、さらには分断しがちなチーム内のコミュニケーション活性化にも寄与する可能性があるということを仮説しました。

これを実行すること自体にはそんなに異論がないというか違和感がないというか、やる分だけ「いい方向には向かう」ということは想像に難くないと思います。ルーティン化さえできれば個人のスキルアップと「横の連帯強化」はうまくいくはずだと思いますが、次に課題として出てくるのは「縦のライン」、つまりマネジメント(レポートライン)との整合性になるかと思います。

インハウスエディターという不完全で未開拓なスキルを要するメンバーを抱えるチームでは、マネジメントにおいて「前例に倣う」ということができません。また、いかんせんこの領域は「若い」ということもあり、マネジメントを任される人材が「実際の戦略」を描けるかと言えばそうとも言えません。そうなると戦略の「意思決定」をすることと、人材の成長を判断をすべきマネジメントの役割が空洞化する可能性すらあります。

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確たる根拠はないけれど「そうかもしれない」と思うことは、日々の生活や仕事の中で結構あると思うんです。普段は通り過ぎてしまうそういう感覚が後々顔を出してはヒントを与えてくれることも。正解やノウハウばかりが並ぶSNSでは発言することに気が引けてしまう「なんとなく」を月に2回を目処に書き残していきます。読んだ方々にとって、日常の「小さな兆し」に気づくきっかけになれれば。

仮説の手前

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