ドアの角に頭をぶつけたら推しに当たった話。
今週私は廊下のドアを開けてキッチンに行こうとしたら盛大におでこをドアの角っこにぶつけてしまった。うちのドアは見出しのようにオサレではないのだが何がどうしてこうなったの顛末はこうだ。↓
ちょうど週末のあれこれに追われて頭のキャパが足りなくなってきている週末近くな頃、私はぶつぶつ呪文のように独り言を言いながら、洗面所から廊下を挟んでキッチンにつながるドアを開け移動しようとしたら私の目の前に何故かドアが立ちはだかっていた。それはそれはもう漫画のようにすごい音でガコーーン!!って頭に当たった。なんなら星も頭の上に出ていた錯覚さえ覚えた。そして、え?なぜ開けたはずのドアが目の前にあるんや?ってはてながいっぱい散りばめられた後、めちゃくちゃ痛くてしばらく悶絶した。何で部屋の中でドアの角っこにぶつからなあかんねん。最悪〜って自分で自分を呪った。
血は出なかったが、結局右側のおでこの上にちょっとたんこぶが出来ていまだに痛い。まさに痛恨のミスとはこのことだとまたしばらくぼーぜんと立ちつくし天を仰いだ。
そしてこの顛末を夜帰ってきた夫に話す。
「かくかくしかじかでこうなって痛い(泣)」
「そっか~、てかなんで開けたドアにぶつかるん?そんなギャグ散りばめなくていいから」
私は本当に痛かったので正直イラっとした。血の雨が降る予想で夫を恨めしくにらみつけた。そして続ける。
「ギャグじゃないから〜」
と訴えた。そして妄想を話す。
「あ~あ、せめてドアにぶつかった後イケメンが来て大丈夫ですか?って言ってくれたら痛みもやわらいたのに・・・」
と私がまだ昭和の少女漫画脳で話すと…。
「出てくるとしたら忍者だな!!」
どや顔で言い放つ夫。何なら顔がにやりとしていた。
え?ちょっと何言ってるかわからんのですが?ますます怒りが増してきた私はさらに続ける。
「え?忍者?なぜそうなる?」
「え?分身の術の修行してたんでしょ?」
「ちょっおまっなぜそのような発想に?」
「真っ二つになって血がプシューってなって修行が足りんってなるやつでしょ?」
「あたし真っ二つなの?ちょっとーないからーwwなんで割れなきゃなんないのー(笑)」
夫の昭和の少年ギャグ漫画脳は私のはるか斜め上の発想でつい頭の痛みも忘れて爆笑してしまった。最初にギャグ散りばめなくていいからと言った夫の言葉も怒りながら腑に落ちてしまった私の寛大さよ。って本当はここは怒るところじゃないか?って思うくらいには怒りを忘れてしまった夫の発想よ。なぜか痛いと怒りが和らいだ食卓なのであった。本来夫から血の雨が降るところであったが見事に回避された。夫よ命拾いしたな・・・。
それから2日後の金曜日私は人生最大と言える引きを経験するのだった。
仕事から帰った午後ポストを除くと見慣れぬ封筒が1枚。何やら出版社の名前が書いてある・・・。
「え?ちょっと待ってちょっと待ってえ?え?え?これって?」
急いで家に入りあわあわしながら封筒を開ける。出てきたのは以前応募してあった竹財君の生写真&直筆サインであった。
ぎゃうえいちいr@hpおいうyytれwqさxc;~~~~~~!!!!!
言葉にならない言葉で叫んだ!!!!うちじゅうに響く叫びを何度も上げた。感情が爆発して泣き笑い状態。うちに誰もいなくてよかった・・・。うれし泣きって久しぶりにしたくらいに泣いた。それは2人しか当たらないレアな推しの写真だったのだ。元々違う俳優さんの本の対談ゲストで出ていて、写真もらえるんじゃダメもとで応募しなきゃ、でもきっと当たらないと思うけどって思っていた代物で大変貴重な1品だったのでもう嬉しすぎて嬉しすぎて終始にやり顔が止まらなかった。落ち着こうにも全然落ち着けないし、写真を見るたび発狂した。
そっか~頭ぶつけたのは前兆だったのか??って思うくらいには頭をぶつけたことも肯定できた。(混乱)
夫に話したら
「そんなことあるの?」
って目をまん丸くしていた。
これはきっと私の大変な週末の3日間を大丈夫!!乗り切れるよって推しが背中を押してくれたんだって思えた。推しは偉大なり推しは私のメンタルを支えてくれる。この過酷な3日間のご褒美の前借をしてしまったんじゃ頑張らねばって私は再び天を仰いだのだった。不思議とその時には頭の痛みも和らいだ。推しは私にとってのカンフル剤なのかもと思った次第。
ドアにぶつかって当たったら、推しに当たったのだった。どんな引きなんだ私って・・・・。
そして今日は過酷な3日間の最も過酷な朝から知り合いの吹奏楽団の演奏会の司会と夜娘っこのバスケの3送会のダブルブッキング!!頑張るしかないのですが、無理せず行ってきます!!
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