見出し画像

育児で鍛える「捨てる勇気」 ちえさんとの対談からの学び #263

今朝は朝6時から木下斉さんのVoicyリスナー同士の対談企画として、0歳児を子育てしながら教育ベンチャーで働かれているちえさんと対談をさせていただきました。

ちえさん、早朝からありがとうございました!

また、早速記事もあげておられて、木下ファミリーの発信力とリフレクション力が高くて素敵なコミュニティだと感じます!

また、林さん改めてラジオ企画、ありがとうございました!

今回は思い込みを捨てるをテーマに話しました。断捨離の基本はまず捨てることですが、それにはとても勇気がいります。

ちえさんと話をしていて、捨てることはとても勇気がいることですが、育児で環境が大きく変わり、自分の中のこれまでの常識や規範意識、こうあらねばならない!という思い込みを捨てられることが、人生においては、とても価値のあることだなーと気付かされました。

対談の中身は音声配信をお楽しみいただければと思いますが、振り返りも兼ねて、自分のなかの思い込み、これまでのやり方を捨てられた経験を思い起こしつつ、今回の対談からの学びと気づきをまとめたいて思います。

対談テーマになっているちえさんのnote記事はこちらです。狂犬ツアーに飛び込まれる決断とその背景は、育児をしつつ、思い込みを捨てていく思考がとても学びになります。


どうせ無理かもという思い込みを捨てる

今回のちえさんとのラジオ対談企画自体が、そもそも子育て真っ最中でそんなの無理だよという思い込みをお互いに捨てないとできない対談でした(笑)

事前にXのDMで日程調整をしていたのですが、子どもが寝てるタイミングを狙うとなると朝の6時頃ならいけるかもしれないと思い、ちえさんに朝6時からどうですか?と相談するところから始まりました。

ちえさんもこの時間であれば大丈夫です、ということで対談開始となりましたが、お子様にミルクをあげながら、私も対談前にコインランドリーで保育園のシーツたちを洗濯しながら、車の中でZoom音声で対談をしました。

できないと思い込まずに、どうしたらできるかを前向きに考えて調整することで実現できた子育て世代の対談になったと思います。

育児は女性がやるという思い込みを捨てる

収録後の楽屋トークで、保育園の保護者会の話題で盛り上がりました。

ちえさんが参加された保護者会では女性が多くて、夫婦で参加された方も男性は全然話さないという違和感のある環境だったそうです。

女性だらけの保護者会でエビカニクスを踊って、ワーママだけの場にいたことがあるため、よくわかりますが、育児の現場はまだまだ女性に負担がかかりまくってます。

育児は女性がやるものという思い込みも捨て去って、みんなでやる、男性もしっかりやることが大切だと思います。

私が印象に残ってる助産師さんの名言に、「ママは命がけで産んだんだ。男も産むこと以外は全部できるからやりなさい」という言葉があります(衝撃でしたが笑)。

テレワークで露呈したように、世の中の大多数のメンズたちは、どうせ大して生産性高い仕事をしていないので笑、仕事の生産性をどんどん高めて、家事と育児にコミットしないといけないと思います。

時間の使い方についての思い込みを捨てる

子どもが生まれたら明らかに時間の使い方への意識が変わります。

ダラダラと残業することがもっとも良くないので、限られた時間を効果的に使うべく、時短と生産性の向上に全力をあげて工夫して余裕を生み出すことが大切です。

このあたりは以下の記事に詳しくまとめましたので、子育てと仕事で時間の使い方に悩まれている方の参考になれば幸いです。

自分がやらねばというプレーヤー思考を捨てる

育児の初期ステージでは、自分がやらねばーと追い込まれて背負い込んでしまいますが、どこかで限界が来て、自分だけでは回らなくなります。

仕事で担当者からマネージャーに生まれ変わるように、育児も担当者からマネージャーに生まれ変わる場面があります。

育休からの復帰と保育園へあずけるタイミングがこのトランジョンの時期になります。

マネージャーへのトランジションは、大きなストレスを伴いますが、ここを乗り越えると、育児プロジェクトが大きく変わります。

保育園という社会資源とプロたちの力を借りつつ、自分も得意技で社会に価値を生み出していく。

こうやって社会は生産性を高めていくのだと割り切れます。

自分で抱え込むのではなく、リリースしていく。離れたくない最愛の我が子を他者に委ねる。これは勇気がいるかもしれませんが、結果的に親子の絆も新しい形で深まりますし、子どもの社会性が開発されていきます。

私は仕事を抱え込む傾向にありましたのてわ、育児によってこのトランジションを経験することができました。

仕事におけるマネージャーへのトランジションについては、以下の本を読むとその困難さとトランジションのポイントがよく理解できます。


体力を過信せず休むことへの思い込みを捨てる

育児で痛感するのは自分の体力の変化です。

とてつもないハードワークのベンチャーに就職したような状態になり、お客様の赤ちゃんは言葉を話せません。めちゃくちゃ感情的で手強く、それでいて可愛いという最強の状態で24時間対応をせまってきます。

それに立ち向かう自分は確実に歳を重ねて体力が落ちているため、早め早めにケアをしないと、疲弊モードに突入します。

自分の体力を過信せずに、思い込みを捨てて、基本的に弱くなってるという認識に立って予防していく敗北宣言が必要です。

他者のモニタリングを積極的に受け入れる

一度自分の身体の弱まりを受け入れると、専門家のモニタリングへの抵抗がなくなります。

医者や整体師など、ヘルスケアのためのサポーターをつけて、自身の状態を客観的に分析していただき、対応していくには、弱さを自覚し、モニタリングを受け入れるしなやかさが不可欠です。

このことを自覚してから、歯のメンテナンス、疲れすぎて倒れる前に、ビタミン注射を打ち、整体の先生に定期的にほぐしていただき腰痛を予防し、健康診断や精密検査も加えるようにしています。

酒も呑みまくり、ヘビースモーカーだった自分からは考えられない取り組みですが、弱さを受け入れてから強くなれたと思います。

捨てるからスペースができて、新しいことが得られる

時間は無限にある、いくらでも残業できる、いくらでも酒を呑める、いくらでも夜更かしして動画を観れる、自分だけで進めたほうが効率的、自分がやらないと代わりがいないといった思い込みを捨てたことで、とても身軽になりました。

最近読んだ本では四角大輔さんの本は、人生のトランジションにおいて読み返したいと思える内容でした。

育児によって、何かを捨てることは決して不幸なことではありません。私はむしや、捨てることは豊かな人生には不可欠であり、社会資源の多様性に感謝できる自分に変われました。

子育てによって大人になり、自由になれるという最大の学びを享受するために、これからも恐れずに何かを捨てていきたいと思います。

年末には、今年は何を学んだかということだけでなく、今年は何を捨てられたかを振り返っていきたいと思います。ちえさん、本当にありがとうございました。


よろしければサポートお願いいたします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費、双子育児の挑戦に使わせていただきます!