あらすじで読む『人材開発研究大全』〜第17章:経営理念と人材開発〜
理念経営という同じ言葉を用いても、『ビジョナリーカンパニー』が日本で流行した2000年前後と、現代(2020年)とではその意味する内容や射程範囲が異なるようです。
前者では価値観の注入を目指した理念浸透であるのに対して、後者は組織と個人の価値観の共有を目指す理念分有と言えます。画一的な人財によるモノカルチャー組織から、多様な人財・多様な価値観によるダイバーシティ開発を目指す組織へと変容する中で、理念経営のあり方も変化しているのです。
では経営理念を共有することによる人財開