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咳のメカニズムと呼吸筋

・咳のメカニズム

人間は肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきた異物、ウイルスなどを気道から取り除こうとします。
この防御反応を咳(咳嗽=がいそう)と呼びます。
異物を咽頭や気管、気管支など気道の咳受容体が感じ取ります。
脳の咳中枢に伝わると、横隔膜や肋間膜などの呼吸筋(吸う、吐くを行う筋肉)が咳を発生させます。
これを咳反射といいます。

・呼吸筋の役割

咳は、息を吸い、声帯を閉じ胸腔内圧を上げ、声帯を一気に開いて呼気を押し出すという動作です。
これらから、すぐせき込む、最近よく咳が出る。というような方は呼吸筋を活性化させることが重要です。

呼吸筋とは吸息筋(息を吸うための筋肉)呼息筋(息を吐くための筋肉)の2種類があります。
簡単に言うと、吸息筋は首の筋肉や横隔膜呼息筋はお腹の筋肉を指します。

お腹の緊張や、姿勢の歪みなどから呼吸筋の動きが鈍くなると、肺活量の低下、肺胞の縮み、肺胞の鈍化(無気肺)が起こります。
これにより呼吸が浅くなり、深い咳が行えないため、細かく浅い咳が増えてしまいます。

・呼吸筋の活性化

呼吸筋を活性化させ、呼吸をスムーズに行うためには、
・首、おなか、肋間筋と肩甲骨周辺のストレッチ
・胸郭の可動域向上
これらを行います。

その他にも、効率よく肺活量、心肺機能を向上させるためにブレストレーナーや、トレーニングマスクも効果的です。

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