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暮らしの中に仕事がある。産休育休を経て学んだこと

産休、育休を経て早4ヶ月が経ちました。前回の産前休暇noteの時には想像もしていなかったような復帰。実は復帰と共に新しい挑戦を始め、とても学びの多い日々を過ごしています。(新しい挑戦の話はまたどこかで👋)

離れて改めてわかる組織の魅力

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一定期間、所属していた組織と距離を取ることは、改めて自分という存在を見つめ直すとても良い機会となりました。そして、自分が自分で在ることが認められる場所があるということはとても幸せなことだと思います。

Goodpatchには働くママパパが多く在籍しているので子どもの話がよく会話に出ます。Slackチャンネルにも月齢が近いパパママと子育てについて雑談もできる温かい雰囲気です。また、ふとした感情を雑談チャンネルでシェアすると、同僚のパパママやメンバーが歩み寄ったリアクションくださるので、抱え込みすぎず心穏やかに過ごせています。

また働くスタイルとしても会議帯の変更に始まり、ボリューム、ロール、勤務形態など本当に柔軟に対応、尊重してもらい働きやすい日々を送っています。チームには改めて感謝です。
また、リモートワークの恩恵も引き続き受けており、リモートのおかげで移動時間分多く仕事ができたり、会える人が増えたり、復帰へのハードルは低くなったように思います。リモートは働きながら子育てをするには大いに役立っているように感じています。

またこれまではリソース全集中!な働き方をしていた私ですが、限られた時間の中でどのような価値を発揮するか。どのような貢献ができるかということを常に考えるようになりました。

産休育休どうだった?

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思ったよりずっと楽しかった!
コロナ禍ということもあり、ほぼステイホームの日々でしたがこれが正直な感想です。産前休業、産後休業、育児休業。フェーズによって全然過ごし方が違いました。子育ては同じ悩みが3ヶ月続かないと言いますが、これからもそれは続くんでしょうね。

正直、私は働くことが三度の飯よりも好きだったこともあり、ライフイベントは流れに身を任せてキャリアを歩んできました。今思えば仕事をしていないと自己実現を感じにくい自分と向き合うのが怖かったのかもしれません。産休育休はその印象を大きく裏切るとても愛おしい日々。贅沢な時間でした。例えるのであればサバティカル休暇に近い経験だったかもしれません。こんな贅沢な時間を人生でもう一度味わえるとしたら、次はもう少しだけ長めに育休を取得するだろうなと思います。

そして自分自身が親にしてもらって知らない記憶が埋められていくような不思議な体験でした。不確実性が高く、課題も多い毎日でしたが、新しいことを学ぶことができてとても楽しかったです。子どもと向き合うことが何よりも幸せに感じたし、社会から少し離れているからこそ自分自身とも向き合うことができました。子育てとは子どもに親が育ててもらうことなのかもしれないですね。

ライフイベント=トンネル

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ライフイベントってどこかお先真っ暗な印象受けませんか?妊娠、出産、育児って聞くと「「「大変!!!」」」の二文字に集約されてそれ以上語られることがあまりなく、調べてもネガティブな情報が多く不安になりどこか怖いもののように感じている自分がいました。
実際に大変なのは大変なのですが、期待値次第なところも大きく、実際はその何倍も喜びがありました。これまで知らなかったこと、見えなかった側面を多く知れて、経験することができて人として少しだけ豊かになったのではないかと感じています。

「ライフイベントでキャリアが止まる。」ともよく聞きますが、少なくとも私は妊娠がわかったときに喜びと共に焦燥感もありました。30代前半ってようやく仕事にも慣れてきて、任される仕事も大きくなってくる仕事が楽しい時期ですしね。トンネルの先は真っ暗でこの道がどこに続いているのか。出口はあるのかわからなく不安だったのですが、いざ自分が当事者として過ごしてみて、そのトンネルを一つ抜けたような気持ちです。
きっとお先真っ暗になってしまう原因は、自分自身への自信のなさ、不確実性の高さ、未知の経験への恐れ、多様な選択肢、解決策を知らないなどにあるのではないかなと探っているところです。

実際に休んでみて、子どもを持つことで、私の価値観には変化があり、人生の見え方が少しだけ変わりました。こういうのもありか。と許せる範囲も、ほんの少しだけ広がった気がします。

暮らしの中に仕事がある

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そしてそもそもキャリアは仕事だけではなく「ライフイベントを含めてキャリア」なのではということ。「暮らしの中に仕事がある」ということです。ちなみにこの「暮らしの中に仕事がある」という言葉は、広報顧問の松原さんの言葉です。

私は、仕事は暮らしの一部だと思っているんです。だから、仕事にすべてを支配されることはおかしい。暮らしのほうが上位概念のはずです。

実際に働き始めてから暮らしが安定していないと、仕事でもパフォーマンスが発揮できないな、と実感します。そして睡眠と健康が根幹。

出産報告を代表の土屋にした際にも「人生の優先順位変わったでしょ?」という言葉をもらったのですが、まさにでした。だって、目の前に何ものにも変え難い、大切にしたい宝物が最高の笑顔でいるんですもの。

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