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読後メモ

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#アイオワ

「わからなさ」というのりしろ。

「わからなさ」というのりしろ。

「どんな別れのときを迎えるのか、それを思うと一読者である自分も寂しくなった」

そんな内容の、とあるTwitter氏の投稿が目に入った。彼をフォローしているのかもしれなかったが、Twitter氏とは直接的なつながりはないと思う。
だが、この言葉は妙に私の気持ちの中に飛び込んできた。

書き手と同じように、一読者に過ぎない自分自身も登場人物たちとの別れが寂しい。そんなことを思わせる本とはどんなものな

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