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『告白』を読んで。展開とは逆になぜか読了後スッキリしたのは…?

今週読んだ一冊。
湊かなえさんの『告白』です。
映画もされてましたね。松たか子さん主演で話題になりました。

ある中学校のホームルームで担任の先生からの衝撃の告白から始まります。
「我が子を殺した犯人は、このクラスの中にいます。」
そんなんホームルームで言わなくても…と思っちゃいますよね。
特定されたら確実にいじめの対象になるし。

でもそれが先生の狙いだった…

この設定ヤバくないですか?
小説だからと割り切って読んでるからまだ良いんですが、子供を持つ親目線で読むとめちゃめちゃドキドキします。

この本のところどころには
「復讐」
という言葉が出てきます。
たしかに不利益を被ったとはいえ、復讐はなんの成果も得られないですよね。
最後は誰も救われない悲しい展開になるんですが、読み終わった感想は

「すっきり」

でした。
展開もそうですが、構成がいいのでとにかく読みやすいんです。

湊かなえさんの作品は先に『母性』を読んだんですが、読書コミュニティ内ではこの『告白』もオススメに上がってました。
ホントに人におすすめするのには最適な1冊ですね。


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