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赤ずきんちゃんってめちゃめちゃ頭よかったんだ・・〜読書感想〜

こんにちは。ほどほどです。
今回ご紹介する本は、青柳碧人さんの『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』です。

「シンデレラ」や「ヘンゼルとグレーテル」など、なんとなく知っている童話の物語の中に、「赤ずきん」の赤ずきんちゃんが登場し、なぜか事件を解決していくという展開です。

私自身もこれらの童話は「聞いたことある」程度で、完全に覚えてなかったんですが、全然大丈夫でしたね。
もちろん、全部知っているという人にとっても、物語の大枠の設定は崩れていないので、楽しみながら読める内容になっています。

「ねえおばあさん、おばあさんの手はどうしてそんなに毛むくじゃらなの?」という赤ずきんちゃんのセリフをうまく使い、
「あなたの犯罪計画はどうしてそんなに杜撰なの?」という決め台詞で事件を解決する赤ずきんちゃん。
でもそんな旅の途中の赤ずきんちゃんにはある目的が・・

「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠れる森の美女」「マッチ売りの少女」。それぞれの登場人物の描写も細かいので、イメージしやすく読めます。トリックはちょっと難しかったけど・・。
ラストはちょっぴり切ない感じに。

ネトフリで実写化するらしいのでリンクを貼っておきます。

読書コミュニティ「lectio」での課題図書でもあったので、存在は知ってましたが、読書会がなかったらたぶん手に取らなかったかも・・。
こうやって、自分のアンテナの外にある分野の本を読む機会があるということがなにより素敵だなぁと最近特に感じます。「lectio」の選書陣に感謝ですね。


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