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どんでん返しは小説の中だけでいい〜読書感想〜

想像していた話の展開が、いい意味で裏切られる。
この爽快感が味わえるのは読書ならではですよね。
今回は『#真相をお話しします』という本を読みました。

5話の短編で構成されていますが、どの話も気持ちいいくらい自分の予想を裏切りまくっています。
第5話の#拡散希望というタイトルは新潮社の特設サイトで全文公開されていますが、
ある事情から島に住むことになった3人の小学生ともともと島民の小学生の計4人で繰り広げる物語。
いろんなことに興味がわく年頃で今流行のユーチューバーの話題で盛り上がるが、そのユーチューバーの正体は・・?そして島での生活がすべて計画的に仕組まれ、注目を浴びているとわかった子どもたちがとった行動とは?

マッチングアプリ、精子提供、オンライン飲み会、動画配信サービスなど、今話題になっていることを取り上げて、ミステリーに仕上げていくあたり、話に集中しやすいですね。

読書コミュニティ「Lectio」の読書会でも、「どんでん返しがすごい」「展開予想しながら読んでも裏切られる」など反響は大きかったですね。

3月も後半に入ります。新生活にむけて忙しい日々の方も多いと思いますが、ちょっとコーヒーブレイクも兼ねてミステリー小説を読んでみてはいかがでしょうか。


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