すべてがFになる　　　森博嗣

S＆Mシリーズから
SとMは主人公　犀川と萌絵のイニシャルが由来だそうです。

孤島のハイテク研究所が舞台、ここで隔離され生活している、天才博士、四季が　ウエディングドレスをまとい両手両足を切断されて、ロボットとともに現れる、その後も研究所の所長（四季の叔父）副所長　山根も死す。

密室で、ハイテクなパソコン用語や、設定が工学博士（著者）らしく、表現されていて、こういう分野好きなので、５００ページも超える文庫であるが、はまってしまいました。

登場人物が多く、チェックしながら読みました。
孤島で、人が殺されて、パソコンのエラーで、警察とも連絡が取れなくなる、そういう状況で、S（N大学助教授）と　M（N大学１年生）が　犯人は誰なのかを推理して、なんとか探そうとしている。

名探偵コナンくん　見てるみたいって、ずっと頭の中そんな感じ。

犀川教授の見事な推理でコンピューターのプログラムや、いくつかのトリックが解かれていく。

かなり複雑に、登場人物が描かれていて、終わり方もちょっと難しくなってきてるが、殺人事件であるのに、数式やパソコン用語もあり、重たく感じませんでした。

シリーズで3冊借りてきたけど、今回のはページ数が多く、次へ行くエネルギーなし！
ってことで、気が向いたら、次の読んでみます。