![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43281151/rectangle_large_type_2_e4cb578c56d14910d95ccca616f4ad31.jpeg?width=800)
Photo by
ryomiyamoto
【詩】 ものを買うやまい
ふと
目を上げ
商品の棚を見れば
欲しいものは
いくらもある
持てる金額の限り
一度しか使わないとわかっているものや
遊興のうさばらしに
湯水のように金を使う
そんな暮らしを
疎ましいと思えども
とめどなく流れいでたあの頃
要らぬものまでも
買いあさる
それが己だけかと思っていたが
どうやら他にもそういった人々がおり
それも
一種の病とよばわれていると知り
妙にふに落ちたあの時
食品を買いに出る手間を惜しみ
手を抜いた食事をする
己の病は癒えたのか
それとも
これも病か
全てに名をつけても意味はない
もしサポートをして頂けたら、とても嬉しいですし、そのサポートは他のクリエイターにも循環させたいと思っています。