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ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とお じゅういちとじ…
晴嵐 晴れた日の 山にかかる霞 晴れた日に 吹き渡る山風 今日は黄砂が良く飛ぶと 予報…
迸る なにかが 届け 荒野の果てまでも 嘆きの壁も鉄の門扉も何もかも貫いて 砕け 貫け …
そいつは 大きな数を数える ことができない 両手以上の数を そして 右と 左を 間違え…
ほとほとと 遠く闇を歩く何者かの足音がする 沓音か 足音か いずれ それがまともな地を…
春の淡い桜の色と 萌え出ずるこれからのもみじの新緑 抜けるような青空の元で ただ輝いてい…
俺は ふと見かけた その一言を ひどく 大事にしているのだが それもまたおそらく 大切なひみつのうちだ お前も 君も たやすく心を明け渡すな 愛した相手にも言うな 自分の大切なひとことを こころを かたすみを こっそりと 秘めろ
たまさかに よわいものは いつでも つよいものに しいたげられるとか こえのおおきなものが…
錆びついた 自転車 錆びついた 車輪 錆びついた 扉の鍵 錆びついた 塔の鐘 錆びついた 投光…
神殿伝説 世界でも 比類のない 比肩する者のないと言われた その人の 建築した その神殿も …
例えば 大人は信用出来ない とか 大人のくせに と言われるとする 否が応でも 君たちは …
よるべもない岸辺に 月のない夜に 塔で立つ灯りがすべてを掻き消すかつてを 波のさざめきの…
ソクラテスが 無知の知、と言うことを主張したと そう聞いた時 幼かった私はそれを鼻で笑っ…
TORIS 安価 そして 御用達 危険信号 昔ならスキットルに入れた安酒 今は垢抜けた女がソーダで割る バス停に 電子の画面で表示された 繰り返す楽しげな広告が映るたびに 焼き付いた俺より前の 焼け野原の時代を生きた人々の 風が吹き抜けるあばら家での 俺の知らぬ時代の名残を思い出す 虎だ虎になるんだと テレビ画面の向こうで歌ったり 殴り合うしかすべのない少年が ロープの中でやはり殴りあったりしていた そんな時代さえ知らないけれど 琥珀色は