【掌編】 少女と薄汚れた男の一晩の出来事
2004/08/22(日) 執筆
少女1 電話ひとつで お金が手にはいるなら何が悪いというの
買うのは大人
悪いのも大人
いけないと思うのなら買わなきゃいい
お小遣いが欲しいだけ
かなしい心を持って生まれてきたアタシ
生きてたってなんにもイイことなんかない
こんな人生なんか終わってしまえばいい
大人が聞くの
人生には他に楽しいことがあるって
アンパンよりクスリよりアレより何かましなことがあるの
しわくちゃのババアが彼を買うわ自分の息子より年下の彼を
彼はババアと寝る