見出し画像

知識を増やすと怒りが減ります

『知識を増やすと怒りが減ります』のツイートが、ありがたいことに1万いいねを超えたので、ちょっと掘り下げて記事にしました。

画像1

知識が増えると、怒りは減ります。
レストランで料理の提供が遅くても、実際に現場で働いたことがあると『お昼のピークは激戦だから仕方ないよね』とか『急にバイトが休んだのかな?』と怒りを理解に変えることができます。

理不尽な扱いを受けると、人は『なぜ?』という気持ちになって不安を感じたりストレスを感じたりします。上記のレストランの場合、なにもわからないと『なんで、俺の料理が遅いんだ!』と愚直に怒りを募らせてしまいます。

しかし、知識があると『店員さんも忙しいかもしれない』と想像できるので、ワンクッション置くことができます。

幼い子供などは、そういった知識も経験もないので、感情をそのまま出してしまいがちです。大人でも、わからないことがあると怒りだすことはあります。

これは『なぜ?』という感情が働いているからです。人間は基本的に『わからない』ことにストレスを感じるようになっています。なので、わからない(知識にない)ことが多ければ多いほど、大きなストレスを抱えることになります。

極端な例を出すと、漫画などで恋人同士がよくやる、うしろから相手の目を隠して『だーれだ?』というのがありますが、相手が本当に誰だかわからないとめちゃくちゃストレスです。相手の顔を見ても知らない人だったらもっとストレスです。相手が誰なのかわかるからこそ安心して受け止めることができます。

『わからない』が増えるとストレスが増え、感情が揺さぶられやすくなって怒りに繋がります。ならば、その『わからない』を少しでも減らすことが、穏やかに過ごす秘訣だと思います。そのためにはシンプルに知識(情報)を増やすことが効果的と言えます。

多くのリプをいただいた中に『知識があるがゆえに、怒りが増幅することもある』という意見もありました。現場で働いたことがあるからこそ、仕事をしない店員さんに腹が立つというものです。よくわかります。

これを解決するには、さらに知識を掘り下げる必要があります。要するに『ちゃんと仕事をしていないのは経験上わかっていても、なぜちゃんと仕事をしないのかその理由まではわかっていない』のだと思います。

例えば、名札に『研修中』と記載されていたら、仕方がないなと怒りを鎮める材料になります。袖の下に包帯を巻いていたら、怪我をしているのにがんばっているのだとわかりあえます。

また『解決方法』という名の知識も役に立ちます。関西圏の人だと、料理の提供が遅いと『きっと、牛を捕まえに行っとんねん』とか『新鮮さが売りやから、船出して釣りに行っとるんや』と、材料から揃えてます的なジョークが出ることがあります。こういう知識も、場を和ませたり間を埋めたりすることができます。

知識が多いと『なぜ?』に対応することができます。場を和ませることもできるので、結果的に怒りの総量を減らすことができます。もちろん、知識は『情報』や『経験』にも置き換えることができます。

ストレスを感じた時は、ちょっと冷静になって『なぜ』『わからない』の答えをとりにいくと、怒りの量も減るかと思います。



以上、ツイートに対しての補足説明でした。
以下はおまけです。

知識を増やすと、おそらくですが『怒ることにはあまり意味がない』という結論になるような気がします。

店員さんに怒鳴っても、料理の提供が早くなるわけではありません。他人を変えることは難しいです。怒りによって変化がもたらされたとしても、それは誰かの不幸のもとに成り立っていたりするので、決して良い気分になれません。

それなら、早く提供してくれるレストランを選ぶとか、空いている時間帯を狙うとか、他人ではなく自分の行動を変えた方が早いです。世の中の不幸が減って、ハッピーが増えます。

正直なところ、言うは易しで、実行するのはめちゃくちゃ難しいです。けど、めっちゃ怒っている人間よりも、あまり怒らない人間の方が、どう考えても幸せなので、そういう生き方を目指した方が、楽しい人生を送ることができると思います。

というわけで知識を増やすと怒りは減りますという記事でした。

よろしかったらツイッター並びにノートのフォローをお願いします。記事の下にあるハートマークを押して『スキ』もしていただけると嬉しいです。


たかみ。

記事を読んでくださってありがとうございました。いいなって思った時、サポートしてくださると、たかみが喜びます。