先生はすごい

学校で働くようになって2ヶ月が経ちました。

学校ですから、たくさんの先生がいます。
明るい先生、怖い先生、面白い先生…
ただその大半の先生に共通して言えるのは「マジメ」だということです。
30人を超える児童生徒を毎日6時間抱えながら、必要な内容を教え込んで行く。小学校であれば、さらに生活能力や集団行動まで教えなければならない。
適当にやっていてできるようなカリスマを持っている人は稀にしかおらず、結果大半の教員はコツコツと準備と工夫を重ねながら授業や生活指導を成立させていきます。

それを壊すのが、僕が関わっているような子どもたちです。注意散漫、立ち歩き、脱走、暴言、暴力など、まあいろいろと問題を起こしてくれます。
先生が練り上げていった計画を見事に台無しにして、他の子にも迷惑をかける。指示に従わず、周りの子や教員を的確に嫌な言葉で挑発する。
個別に声をかけて指導しても本人は反省の色なく、保護者面談をしてものれんに腕押し。

控えめに言っても担任は残念でならないと思います。僕ならたぶん怒るか泣く(笑)

正直なところ、職員室でも「あいつダメですよね」「ほんっと腹立つ」という話になることもあります。
せんせいだってにんげんだもの。

なのに、話し込んでいくと最後には「でもあいつ工作すごい得意なんですよ」とか「かわいいところあるんですよね〜(*´艸`)」みたいな話になっちゃう。
どんな問題児からも良いところを拾い上げ、また明日どうやって関わろうかと考えてしまう。

皆が皆そうではないかもしれないけど、僕の周りにはこういう先生がたくさんいます。

先生はすごい。

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