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【車中泊旅2024夏7/2~】7/8 Day7:島根県の日本ジオパーク桂島、鳥取県境港は水木しげるロードと境港水産直売センター

今日は島根県から鳥取県へ移動。色々観光しましたが、今日の一番のヒットは、なんといっても境港港で獲れる魚介。特に本マグロの中トロは人生の記憶に残る旨さでした。

という事で、今日はこんな感じでした。


〇桂島は日本ジオパーク認定の場所。色んな「節理」の宝庫だった!

日本国内を旅行していて「ジオパーク」という名前をよく目にします。世界ジオパークの認定はユネスコの正式事業なんだそうですが、世界ジオパークにはまだ認定されていなくても日本の下部組織に認定されている「日本ジオパーク」というのが存在するらしい。今日、訪れたのはそんな「日本ジオパーク」の場所でした。広くは島根半島・宍道湖中海ジオパークの中の一つのジオサイトになります。

昨年訪れた世界ジオパークの一つ「室戸ジオパーク」は、なかなか見事で面白かったですが、今日の桂島もなかなか見ごたえのある景色でした。

桂島は約1500万年前に海底に噴出した安山岩~流紋岩の溶岩から成り立っているそうです。溶岩が海水と接して急速に冷やされると節理と呼ばれる角柱のような石の塊ができます。これまでも柱状節理といって角柱状の石が固まったものは見たことがありますが、こちらのように、その石柱が中心から扇のようにぶわーっと上に向かって広がるような放射柱状節理は初めて見ました。

溶岩が固まってできた島の周囲、および島の中央の高台に向けて、人口の遊歩道を作ってくれています。ですから、島をぐるりと巡って、様々な形の節理を見て、いかにも溶岩が固まったままという海中に美しい海水がざばざばと被る様を見たりできます。道中はフナムシがたくさんいて、一歩歩みを進めるごとにワーキャーと群れが足先から逃げ出していく様は面白い人には面白いですが、虫唾が走る光景だと思う人には恐怖の風景なので、この時期に行くことはおすすめしません。

放射状節理
柱状節理
高台の展望ポイントから島全体が見えます。

桂島は一部がキャンプ場、キャンプ場前には小さな砂浜のビーチもあります。ビーチのある場所は湾で囲まれているので、非常に波が穏やかな場所です。島は風が強いせいかBBQは全面的に禁止されているのが残念ですが、ここで泳いだりしたら素晴らしく楽しい夏の一日が過ごせそうですね。そうそう、島へは橋がかかっていて徒歩で渡れるのですが、車は橋を渡れません。キャンプする人や荷物が多い人は、車から荷物を荷台に乗せて荷台で橋を渡る必要がありそうです。橋は階段とは別に斜面通路が用意されていて、荷台は通れました。

〇水木しげるロードで懐かしいキャラクターに出会う

鳥取県にある宍道湖の東側に同じくらいの大きさの水面が地図に見えます。実はこちらは湖ではなく島根半島と鳥取側からの境港市などがある弓ヶ浜半島に囲まれた湾で「中海」という名称です。島根県からこの中海の上に造られた橋を通って鳥取県境港市へ入りました。地図で見ると海の上を走るような道に見えますが、実際車で走ると両側に海が見えるわけではないので臨場感はあまりないのが少し残念でした。

境港駅は弓ヶ浜半島の北辺にあります。近くの駐車場(有料)に停車して徒歩で駅に向かいました。幼い頃に見たTVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターが通りのあちこちでお出迎えしてくれました。よく知らないキャラクターも多いですが、おなじみの目玉のおやじ、鬼太郎、ネズミ男などには出会えました。

お土産ショップでは記念に「目玉おやじ」のタオルハンカチ、買いました。

〇境港水産直売センターで豪華絢爛な贅沢しました

限られた予算内で旅行しようと、食事はなるべく自炊して節約モードを心がけてはおりますが、今日という日は使わないではいられない。だって境港水産直売センターに来たのですから。

こちらの直売センターは冬の松葉ガニで有名な場所。私が住んでいる四国でもよく行く温泉の話題で境港でカニを食べてきたというのを耳にしていました。

今日もカニを売るお店は出ていましたが、さすがに時期ではないのでパス。狙いは白イカ、もさエビ、岩牡蠣。もさエビは見なかったものの境港で獲れた赤エビがあるというので、赤エビのザル盛一皿1000円、小さめの白イカ一杯800を御作りにしてもらって、岩ガキ小さめ一個600円を一人一つで計二つ買い、その場で食しました。

岩ガキ ミルキーな味わいながらもえぐみがなくサッパリした味
境港産赤エビも白エビもねっとりして甘い
実は本マグロで有名な境港。しかも未冷凍。
エテカレイの一夜干し

この直売センターは体育館のような長方形の建物の両脇にずらりと店が並び、中央通路に置いてある椅子とテーブルですぐに食べることができるようになっているんです。

岩牡蠣にはレモンやポン酢、イカの刺身にはわさびと醤油、エビを食べて手をふくおしぼりまで至れり尽くせりのサービスを受けながら頂きました。

岩牡蠣はとてもミルキーでえぐみがほとんど感じられませんでした。赤エビはエビ特有の臭みは全く感じられず、ねっとりと甘い身と強すぎない味噌がとてもおいしかったです。白イカは夏の鳥取名物だそうで、噛むとパリッとした噛み応えの後に舌に張り付くねっとりした感覚があり、口の中に甘みが広がります。白イカの要素の中で、このパリッとする噛み心地が一番気に入りました。

夜用に本マグロと干物も購入して、今日は通常予算の倍以上も使ってしまいましたが、コスパは高いと思います。この直売センターは噂通りにぼったくりがなくて安心かつ鮮度抜群の場所でした。このままずっと、こうあって欲しいものです。

〇PLANT5は超大型ショッピングセンターだった

PLANT5というショッピングセンターは、大型スーパーマーケットとホームセンターが一つになったような巨大な売り場面積のあるお店でした。壁面にはラーメン屋さんとドトールコーヒーが並んでいて、そこに椅子とテーブルがあって飲食・休憩できるようになっていました。

使える電源はないので、自家電源で作業。それでもテーブルとイスがあるので大分作業がしやすかったです。
作業後は直ぐに夕飯用の買い出しができたのも便利でした。

〇みなと温泉「ほのかみ」

ほのかに塩分を含んだ温泉。大浴場、露天風呂、サウナと一通り設備が揃っていました。家族風呂もあって旅行者にはそちらも人気なようです。

〇今日は豪華な海鮮自炊

昼に立ち寄った「境港水産直売センター」で買った本マグロ中トロのサク、鯛の一夜干し、エテかれいの一夜干し。ご飯と箸休めにキュウリの塩もみ。今夜のラインアップは凄かった!

境港は天然クロマグロの漁獲高では日本トップクラスだった知っていましたか?
境港水産直売センターでは本マグロを扱っているお店が3軒ありました。一番本マグロの売り場面積が広いお店で、中トロ200gのサクを2500円表示のところ2000円に値引きしてもらい購入。境港港では7/2に最後の漁が終了しているので、7/8の今日はぎりぎり生だったかな?と思います。

脂が入り過ぎない上品な中トロは、ネットリとして臭みがなく、ただただ美味しいマグロでした。こんなレベルのマグロは、もしかして人生初めてか?と思うくらいに美味しかったです。マグロの漁獲は5月下旬から7月初旬までのようです。生の天然マグロにこだわっているという境港のマグロは、シーズン中の現地に来たら是非また味わいたいと思いました。

金ラベルで「中トロ」とは嬉しい
ねっとりとして旨い

今回の車中泊で夫念願の焼き魚を実現すべく、持ってきたのはBBQグリルシート。グラスファイバーでできた黒いシート。これを魚焼き網に置いて、このシートにはさんで焼き魚をやってみよう!ってわけです。干し魚なら特に、水分が漏れないので調理器具を汚す事もなく、垂れた脂や汁でコンロから炎があがったり、煙が出たりする事がありませんでした。これは素晴らしい。フライパンで焼いたのでは実現しない、カリッとした皮や焼き魚特有の香ばしさもありました。

香ばしい焼き色
カレイも焼けました。

こうして刺身と干物の焼いた物で夕飯。今夜は本当に贅沢な夕飯でしたね。

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