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「減塩」ってウソ? むしろ塩は摂るべき!

病院でも世間でも、「塩の摂り過ぎ気をつけましょう」は当たり前。
なのに「塩をもっと摂らないと長生きできないよ」と言う医者もいる。 
え?  塩解禁ですか?  やったー!!
ただし、どんどん摂っていいのは自然塩だけ
いわゆる精製塩(食塩や食卓塩など)はダメなのでご注意を。

▼塩をぜひとも摂らなきゃいけないワケ

塩は、私たちの体に必要なミネラルで出来ている
ミネラルとは、カルシウムやマグネシウ、カリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、銅などなどのこと。

ミネラルというのはそれぞれ相互作用をなしている。だからどれか一つだけ大量に摂るとバランスが崩れてかえって危険。大切なのはバランスなのだ。量ではない。

ミネラル群の構成比率が素晴らしい海塩は、昔から日本人の大事なミネラル補給源になっていた。
ミネラルバランスが崩れると、体調不良や意欲の低下、イライラ、新陳代謝の低下などを引き起こす。これがさまざまな病気の要因になりえるのだ。

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▼摂るのをやめたい塩のこと

塩を絶賛してきたが、ミネラルバランスを崩して体調不良を招く悪塩もある。それが精製塩だ。
スーパーに広く出回ってるお安い「食卓塩」や「食塩」全般。お菓子や外食、テイクアウトものにはほぼ精製塩が使われている。

精製塩のいけないところ、それはミネラルバランスの悪さである。何しろ塩化ナトリウム(しょっぱい味の成分)だけを99%以上の純度にして作られている。大量生産を目的に、海水のミネラルバランスを人口的に壊して作られた工業製品。しょっぱさだけで、天然の自然塩にはほど遠い。

だから精製塩に限っては、「塩分摂りすぎ注意」と言われてしまう。
むしろ摂るのは控えたくなってしまう。

▼積極的に摂るべき塩は、自然塩

ミネラル補給源として摂るべきは、自然塩。中でも海塩は絶妙なミネラルバランスが生かされている。しょっぱすぎない味が特徴だ

私は自然塩「海の精」を使っているが、口当たりがまろやかでほのかな甘みすら感じる。これがいろいろなミネラルが入り混じった本来の味らしい。
野菜サラダに「海の精」をパラパラふるだけでめちゃくちゃ美味しい。前に使っていた精製塩とはまるで違う。見た目は同じ白い粉粒なのにウソのようだ。

トップ写真のおかず群も、味付けはほぼ塩だけというシンプルさ。
いやいやそれで美味しいから。
素材の味が引き立って、かえって旨みが際立っているから。

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この自然塩なら、摂取量を気にしなくていい。なぜなら摂りすぎると喉が渇いて水分補給したくなるから。そうやって自然排出に任せれば良いということだ。

▼自然塩は、パッケージの裏表示を見て選ぶ

パッケージの裏表示で注目すべきは製造方法。これを見れば何が自然塩かの見当が付く。自然塩の製造方法は「天日」「平釜」と記述されている。

<製造方法の表記>
◎「イオン交換膜」「立釜」
これは精製塩。工場で精製されたものでミネラルバランスが崩れている。
◎「溶解」
この表示があれば、海外の天日塩を溶解させてにがりを加えた再生自然塩。
◎「天日」「平釜」
自然塩として一番信頼できる製造方法。

▼たかが塩、されど塩

この記事は、書籍『水と塩を変えると病気にならない』『すごい塩 長生きできて、料理もおいしい!』の情報を抽出してまとめた。私はこの2冊を始め、他の塩関係の本を読んで精製塩と減塩をいっさいやめた

今、料理はシンプルで美味しく、健康診断の数値も褒められ風邪もひかない。
塩を変えるだけで豊かになるなんて、簡単すぎて笑いそう
(お湯を変えたときも同じことを思った)。

自然塩と一口に言っても産地による栄養や味の違いなどまだまだ奥が深い
今後は岩塩と海塩の違い、なぜ国産が良いのか等、引き続き塩のことは記事にしていきたい。


★「海の製」と、書籍の中で推薦されていた自然塩一覧
(「自然塩」のごく一部のため参考程度)


★この記事作成にあたり、参考にした書籍2冊
 両方とも1時間足らずで読めてしまうが、有益な内容がギッシリでオススメ!

↑日本ファンクショナルダイエット協会理事長(元順天堂大学大学院加齢制御医学講座教授)/白澤卓二著

↑アルバート・アインシュタイン医科大学教授、北里大学客員教授(研究員)/新谷弘実著

*文中イラストは、「イラストAC」よりkogaさん作成の作品を使用しました。


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