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長野へ、週末小旅行。

四月末、連休のこと。
前日夜のうちに借りておいたレンタカーで、日の出とともに東京を発った。

夜に降った雨の粒が残る

車はぐんぐんと、高速道路を進む。
見慣れた東京の街は後ろに遠ざかっていき、そびえ立つ山々が、少しずつ少しずつ近付いてくる。
"新緑"という言葉がぴったりな、鮮やかなみどり色が、窓の外を流れていく。

最初の目的地は長野県、霧ヶ峰高原。
前日の雨が嘘のような青い青い空。くねくねとした道路がどこまでも続いていた。
山の上の空気はキーンと澄んでいて、いつもよりしっかりと、深めの深呼吸をしたくなる。

開店とほぼ同時に、ころぼっくるひゅってさんへ。
屋外の席は床が凍っていて(!)、私たちも含めお客さんみんながそろそろと、転ばないようへっぴり腰で歩いていてちょっとたのしい。
テラス席の一番端からは、広々とした高原が一望できる。絶景を前にいただく朝一番のサイフォンコーヒーは、頬を刺す冷たい風も気にならないくらいの美味しさだ。


四月も終わりとはいえ、しっかりと冷え込む高原の朝。
樹木には氷がびっしりとついていて、季節を逆戻りしたかのようで驚いた。朝日に照らされキラキラと輝く木々が、あまりにも綺麗で見惚れてしまう。

霧ヶ峰高原を満喫した後は、八島湿原を少しだけ散策して。

お腹ぺこぺこで山道を下り、松本市街へ。
お昼ご飯は、小昼堂さんでおやきとお蕎麦をいただいた。
店内はスタイリッシュな雰囲気でとっても素敵、おやきの種類もとっても豊富で嬉しい。

きんぴらと豚みそのおやき

お昼の後は、念願の珈琲美学アベさんでモカクリームオレを飲んだり、栞日さんでzineを見たり。

松本をじっくり見てまわったのははじめてだったけれど、魅力的なお店や趣きある建築物が街中にたくさん並んでいて、歩いているだけでワクワクしてしまう。

出来ることなら一泊して、松本の夜も朝も、味わってみたかったな。
自然も街歩きも、魅力たっぷりの長野。
今度は、夏の美ヶ原を車で駆け抜けたい。

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