【海外の街を歩く】初めての海外旅行(第三章)
アムトラックの車窓
ワシントンD.C.からニューヨークへの移動はアムトラックを利用した。
アムトラックは、米国の都市間鉄道旅客輸送を行うため1970年に設立された全米旅客鉄道公社(National Passenger Railroad Corporation)の通称で、各私鉄から赤字の都市間旅客部門を引き継いで運営されている。
現在はボストン〜ニューヨーク〜ワシントン間の北東回廊や大陸横断線など、長距離旅客列車が運行されている。
ユニオン駅でアムトラックに乗り込み、ニューヨークに向けて出発した。
途中、ボルティモア、ウィルミントン、フィラデルフィアなど。
窓から見える景色は都会とは違ったアメリカ大陸の姿を垣間見せてくれた。
ニューヨーク到着まで3時間半余りの列車旅。
車窓から見える景色にも異国を感じた。
夕方、ニューヨークのペンシルバニア駅に到着。
ホテルまでは、地下鉄を使って移動した。
宿泊ホテルはマンハッタン島のどこかだったが、場所を忘れてしまった。
リバティ島と地下鉄
旅行6日目。
ニューヨーク二日目は、先ずはリバティ島に渡り自由の女神を見学。
リバティ島行きのフェリーで島に渡った。
11の角を持つ星形の城壁の上に立つ自由の女神は、1886年、アメリカ独立100周年を記念してフランスによって建てられた。
展望台の立ち入りが禁止されていた時期だったので、残念ながら展望台から眼下を眺めることは出来なかったが、下から自由の女神を眺めて回った。
リバティ島から戻ってから、世界の金融センターウォール街を歩いてみた。
リーマン・ショック1年前のウォール街。
残念ながら、15年近く経つと街を歩いた記憶のみが・・・。
ウォール街(Wall Street )は、オランダの植民地だったニューアムステルダムを管轄していたオランダ西インド会社が、インディアンや、ニューイングランドに入植したイギリス人からの攻撃に備えて築いた防護壁に由来するらしいが、実際に戦闘で利用されたことはないらしく、1699年には解体されたという。
ニューヨークでは、移動に地下鉄を利用した。
地下鉄は移動には便利だったが、駅によっては構内ですれ違う人の多さがストレスとなったこともあった。
殺伐とした雰囲気は苦手だった。
不機嫌になると顔に出てしまうタイプのため、結構不機嫌な顔になっていたようだ。
そんな人混みも、今となっては懐かしい(かもしれない)。
大都会の景観
ニューヨークを最も感じられる場所。
地下鉄の駅から地上に出てタイムズスクエアを歩いた時、眼の前に広がるテレビでしか見たことがなかった光景に感激した(典型的なお上りさん状態・・・)。
ニューヨークに来ていると実感したように記憶している。
そこから、エンパイアステートビルまで歩いたが、ニューヨークという都市を感じて歩くことができた。
エレベーターを乗り継いで上層階の展望台に行く経験は初めてだった。
エンパイアステートビルで上って以降、台北や上海、ボストン、スカイツリーでも経験するようになったが、最初に高層階の展望台に上ったのはエンパイアステートビルだった。
眼下に広がる夕刻のニューヨークの街並は圧巻だった。
ニューヨークを実感がした1日だった。
ホテルへの帰り掛け、立ち寄ったスーパーでローストビーフのサンドウィッチを購入。
ホテルの部屋で食べた。
ニューヨークでの夕食はそんな感じで済ませていた。
朝のセントラルパーク
アメリカ旅行7日目。
朝、セントラルパークに入り、公園内を歩いた。
南北4 km、東西0.8 kmの長方形、3.4 km2の面積を誇る大きな公園。
都会の中にある広々とした公園はまさに都会のオアシスだった。
緑に囲まれた朝の公園は、のんびりした気分で歩け気持ちよかった。
CS放送で観ていたアメリカのテレビドラマ、スピンシティで、マイケル・J・フォックス演じる市長補佐が、自転車に乗れない市長の練習に付き合った場所だったのではと思いながら公園内を歩いていたような気がする。
メトロポリタン美術館
1870年に開館された美術館。
「コレクションの幅が極めて広く」となっているので、高々半日の見学では一部しか観られないことは最初から分っていた。
メトロボリタン美術館では、自分が観たいところを観ることにして自由に行動した。
15年以上前のため、何を見たかは覚えていないが展示室の1/4も回れなかったと思うが、楽しく鑑賞出来たことを覚えている。
昼食は、館内のカフェテリアで取った。順番を待っていると、大量のサラダのみを取っている人などを見かけ、色々な人がいるのだなと感じたことを覚えている。
ミュージアムショップでお土産を物色。しおりなどを購入した。
ミュージカル鑑賞
せっかくニューヨークに来たので、ブロードウェイでミュージカルを見た。
舞台はライオンキング。ミュージカル初心者の私でもついて行けるだろうとの配慮で選択されたミュージカルだった。
当然だがセリフは全部英語。内容は人の動きで何となく感じたが、細かいところは全く理解出来ず・・・。
でも観ていて楽しかった記憶はある。
たぶん、ミュージカル初鑑賞だったと思う。
最初の頃は海外旅行なんて2度とこりごりと思っていた感情が薄れ、楽しくなり出していた。
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