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長寿は本当にいいことなのか


なんかこういう記事書くと過激派みたいに思われそうだなあと思いつつ、あくまで理論上のお話として。

いまの日本の平均寿命って84歳だから孫に子供ができるくらいまで生きている計算ですよね。なんか動物として考えると、そんなに生きてる動物あんまりいない気がするんですよね。だからだいぶ無理があるんじゃないかなあと。もちろん自分の親には長生きしてほしいし、そんな役割を終えたから寿命終わりなんて受け入れられないんですけどね。

うちの親ももともと70歳超えたら足腰がだいぶ弱くなるから旅行とかいけなくなるから、60歳から70歳の間に旅行は行ききるってもともと行ってて、足腰あんまり動けなくなってから15年くらい平均的に生きる設計ってそんな環境で生きられる動物っていないから不自然といえば不自然な状況だと思うんですね。年金問題とか、老々介護とか人口割合の問題ももちろんなんですが、平均寿命84歳ってところにだいぶひずみの大枠あるんじゃないかなと思っていて、これが平均寿命例えば70歳くらいだったら60歳まで働いて10年は年金で過ごすってだいぶ設計変わると思うんですね。

平均寿命はキープしつつだから65歳まで働けるように、70歳まで働けるようにってしてますけど、そもそもやっぱり無理があると思うんですよ。まあ農業とか植木とか60歳になったらやってみたいなみたいな仕事もあるんですけどね。企業の雇用でいうとそもそもそんな働き方できる年じゃないと思うんですよね。

でもそれで今の若い世代が全部背負って、自分たちは年金もらえないけど支えましょうってそりゃ若い人たちもモチベーションわかないだろうし、老後も年金ゼロですって言われたら不安しか生まないだろうし、やっぱり閉塞感がぬぐえないと思うんですね。一生将来への不安がつきまとう。

で世界的に長寿の国がいい国って風潮っていうか、日本としても医療の進歩でどんどん平均寿命伸ばそうとしてるじゃないですか。で実際にはボケて本人もなんだかよくわからない状態で、介護が大変だから老人ホームにいれて介護費用がかさんで、その老人ホーム費用をためるために若いうちから我慢して貯金をするってなかなかどうなんだろうと。

まあ実際親にできるだけ長く生きていてほしい、生きていてくれさえいればっていうのは自分も絶対思うだろうなあと思います。でも、実際うちの奥さん方の祖母もボケてから15年くらい最初自宅で介護してて、残り厳しいから老人ホームでって感じだったんですが、うちの奥さんも事あるごとに介護はほんとにきつかったって言ってて、お義母さんも介護で疲れ果てて老人ホームにいってからはほぼ面会もいかないとかでなんだかなあと。

まあどうやっても老人に死ねってことかって話になるし、自分がとか自分の親がってなったらまた別って思いそうなので難しい話だなあとは思います。


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