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完成度が高いものがいいとは限らない

SONYのワイヤレスイヤホン1000xがのプロモーションがとても素敵だなと。
https://www.sony.jp/headphone/lovemusic/the_first_take/lisa_uru/

メインコピーもいいし、再会の曲もめっちゃいい。そして、これthe first takeとコラボなんですが、このthe first takeがYouTubeで一発取りを収録するっていうのがまたイマドキのニーズを捉えてていいなぁと思いました。やっぱり完成度が高いものがいいものって思想はどこかにあると思っていて、このthe first takeって普通の曲に比べたら完成度自体は一発取りなので低いと思うんですね。でもその分生感があって、リアルが感じられて、気持ちが動く。完成度が高いものってどこか無味乾燥してるというか、味気ないところがあると思うんですね。なめらかすぎるものって心に刺さらないと思うんですね。人はいい曲が聴きたいんじゃないんじゃなくて、その曲を聞いて、元気を出したいのか、リラックスしたいのか、共感したいのか、そっちがニーズであって、実はそれをとらえるのは完成度が高いものなわけではないところがあると思うのですね。完成度が高いものって提供側がリスクをとってないというか、距離が遠いんですね。そしてけっこうこのリスクをとらない頑張りをする人多いなって思うんですね。それって頑張ってもあんまり成果につながらないことが多いと思っていて、なんでかっていうとお客さんをみているようで、自分をみているからだと思うんですね。マーケティングプロモーションって距離を縮めたいって思いながら、距離を自分からとってるところがあるとおもっていて、そういう雑な生感、等身大感に人は距離の近さを感じると思うんですね。

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