ストが50日続いててもフランス人が受け入れてる理由。
こっちに来て。
sharing、例えば道端に沢山置かれてる好きな時に好きな場所で乗れておいておけるトルティネットだったり自転車が多い理由の1つが『不確定事項』の多さな気がした。
電車が止まる、電車が時間通りに来ない、ストが有る,事前にしていた約束がその日にドタキャンされる。などなど。
ドタキャンは兎も角。公共交通機関がいとも簡単に止まる、遅れるは当たり前。となると自分で何んとか出来る手段が必要になってくる。
そして超成熟社会なので、また”古いものに歴史を感じ価値を感じる”文化なのでポンポンなんでも即購入という文化ではない。
→Sharing なのだと思う。
こちらには日本に有る”公共交通機関最強”説なんて微塵も無いのだ。
で。そうそう。ストが50日続いている。わかりやすく言うと東京の殆んどの地下鉄やJRが50日間止まってて。バスも本数かなりない状態が50日間続いているのだ。
想像できるだろうか?
会社が家の傍にあればいいが、東京と同じようにドーナツ化現象なので郊外に行けば行くほど住んでる人は多くなる。その人達は大渋滞に巻き込まれる事覚悟の車か、歩いて通うことになる。
毎日1時間半~2時間歩いて 往復4時間歩いて通勤しているのだ。
50日間。これはそりゃ町中が暗くなる。イライラもして来る。
が。ワタシの生活圏内で余りイライラしてる人も無礼な人も見ない。
東京だったらストレス溜まって関係ない野良の子猫とか殺す人が居ても、JRで全く無関係の人に全力でぶつかってくる人が居ても可笑しくなさそうだけどこちらでは見かけない。
その理由について ”あーー”と想ったので以下に記そうかと。
1.そもそも”与えられた権利を使わない事”の方が宜しくない。
→日本だと育休でも有給でもそれを使用する権利が有っても”周りとの関係”で与えられた権利を使用しないことも多い。
フランスではそれは本当に宜しくない。全くもってダサいのだ。
→日本では自由や権利は”お上から与えられたもの”そして大切なのは”気遣い”であり”周りとの調和”
→フランスでは”自由や権利は先人が革命を起こして勝ち取ってきたもの”先人が血を流して”勝ち取った権利を行使しない”事はあり得ない。何故ならそこには犠牲がありその為に戦って来たのだから。
解りやすい例を挙げよう。
自分で稼いだ2000万と宝くじで当たった2000万だとその使い道が変わってくるかもしれない。
自分が必至で貯めたお金なら”ぱーー”っと飲み代や人に奢って全部使っちゃったりしないのでは無いだろうか?だって必至で貯めたもんね。
でもそのお金が誰かから与えられた物、自分が余り苦労せず手に入れた物だとしたら、どうだろう? 最悪落としちゃったとしても 自分が汗水たらして手にしたお金では無かったし、マイナスには成ってないし。と諦めも付くのではないだろうか。
日本とフランスの”権利”に対する考えはこれ位違うと感じている。
で。フランスで続いているストだが。
これがそもそも。”自分たちの権利に対するスト”で有るという認識なので。勿論詳細を知ると是否は有るのだが”解らなくもない”という考えなのだ。
それと。
フランスは『超個人主義』そして『Family first』
貴方はどう思って、貴方の主張は何で,貴方は何なんだ。という事をとても大切にする。
日本は『周囲との調和主義』で少なくとも父親世代は『仕事第一』
貴方よりも、貴方の考えよりも周りとの調和。
『出るな、出過ぎるな、周りから叩かれる!』
社会においての特徴的な考え方は真逆なのだ。
↓こちらの方の記事もご参考に٩( ᐖ )و
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