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【私がハワイにいる理由 Ver. 2022 】時は金なり編

前書き

こんにちわ 岩﨑貴帆(いわさき たかほ)と申します。NY生まれ鹿児島育ちで今はハワイ在住です。ハワイにいる前は某テレビ局で営業をしていました。ハワイでハワイのスタートアップに投資家やパートナーを日本から探してきたり、日本のスタートアップをハワイ市場にもってくる会社を3年前にはじめました。今回noteをはじめたのは、観光のイメージが強いハワイをもっとビジネスユースとして日本人にみてもらいたくてはじめました。

なんでシリコンバレーでも日本でもなくハワイで私がこの事業をやっているのか?ハワイのスタートアップ事情や日本スタートアップのハワイでのニーズ等、ちょっと裏側のハワイ事情を徒然なるままに書いていきたいと思います。(アニメと声優が大好きなのでその感想とかもたまに入れるかもw)

と、ここまでは、前回の「私がハワイにいる理由」の第1回でお話ししたことと全く一緒です。初回のこのブログでは、主に私の個人的なライフスタイルとシリンコンバレーよりハワイが合うということを徒然と書きましたが、今回はVer. 2022ということで、もうちょっと、ビジネス的になぜハワイか?ということを書きたいと思います。

前回のブログをご覧になりたい方はこちら。

先に結論

英語の論文やビジネスレポートを読むと、大抵、Executive Summaryというのがあります。読んで字の如く、エグゼクティブ(大きな・管理上)なサマリー(要約)です。その概念にならって、私がハワイでなぜスタートアップを支援するのかについて、先に結論を要約したいと思います。
ずばり! 時間・文化・課題と解決策の3つのカテゴリーにしぼられると思っています。この3つがハワイだと日本人や日本でビジネスに携わるひとたちに大きなメリットがある。というのがこのブログのエグゼクティブサマリーになります。

この3つの大まかな理由を、ここからもっと細かく説明します。

時間

"Time is Money"  「時は金なり」
よく聞く、フレーズですが、元々はベンジャミン・フランクリンのエッセイ『若き商人への手紙』で「時は金なりであることを肝に銘じなさい(英語: Remember that time is money.)」と述べていることに由来するそうです。

お金は生きていくうえで大事なリソースですが、お金持っている人、持っていない人、稼ぐのが上手な人。。あまり平等でないリソースのように思えます。
でも、時間はだれしもに平等に訪れるパラメーターであり、しかも有限で、お金で買えません。そう言う意味ではTIME is MORE than MONEYと言っても過言ではないのでしょうか?

私がここで何が言いたいかと言いますと。ハワイはアメリカと日本の間で仕事をする方にはもっともこの時間を無駄にしなくていい場所と言えると思います。

まずは時差。

日本とメインランドにビジネスが両方ある場合、リモートでだいたいの会議などはできちゃいますが、そんなリモワーの強敵が時差です。

シリコンバレーの日本企業の駐在さんのお話しを聞くと、日本の本社との打ち合わせのために、深夜まで働いたり、朝6時からミーティングなんてお話しをよく聞きます。
ハワイと日本の時差は 19時間 = (5時間 - 1日)です。ハワイの午後2時が日本の朝9時なので、日本企業さんとの打ち合わせは午前中に設定すればだいたい遅くても午後6時ぐらいまでに消化できます。 
どうしても午後という場合は日本の午後6時でもハワイの午後11時なので、なんとか対応可能。(パジャマでビデオオフとか、上だけシャツきてメガネかけてすっぴんを隠すなんてこともありますが‥)
これがベイエリアとなると、まったくの真逆で日本の午後1時はだいたい午後8時、9時になってしまうので、こうもいきません。ハワイにいれば、西海岸との時差も2-3時間(サマータイムによります)ハワイの午前中に全部ミーティング終わっちゃうので、結構楽です。
※ちなみに東海岸やヨーロッパとの時差の相性はハワイはあまりよくないのでおすすめしません。

移動の時間

日本<>アメリカで仕事をされている方は、出張や移動もよくあると思います。西海外や東海岸までの日本からの飛行時間は9時間から14時間。しかも、空港によっては週に2ー3回しか便がなかったり、あっても1日1便というのもザラにあります。
便数が少ないと、スケジュールに合わせて、どこかでトランジットしたりするのも大変だし、アメリカの国内線てほぼ遅れるので、時間調整も大変ですよね。
その点、ハワイと日本は、なんとホノルル空港⇄成田空港だけでも1日平均20便以上!しかも、羽田、名古屋、関空、福岡などの主要都市にも便があるので、かなり余裕をもって日本⇄アメリカの出張が可能です。
サンフランシスコやサンノゼ、ロスなど、西海岸への便数もかなり多いので、ハワイからの西海岸出張もかなり気軽にできます。
日本から西海岸に行かれる場合、ハワイで一泊レイオーバーで時差調整兼ねて、リモートワークしつつ西海岸への移動される方もよく聞きます。
仕事をする上で、一番大事なのを気力と体力。10何時間で無理やり直行便でいき、ヘロヘロのままミーティングや大事な商談にはいるより、ハワイをクッションに使って、体力と気力に溢れてお仕事するのも、ある意味、時間と労力をより効率よく使うためのいい方法なのではないでしょうか?

移動の時間②【州内の移動変】

 私は自他共に認めるズボラ人間です。

そんなズボラの私が一番嫌いな時間。それが移動の時間です。
なのに、アメリカ本土ときたらやたらでっかいんで、州内なのに移動距離がやたら長いのです。とくにスタートアップの聖地・シリコンバレーの移動は最悪。

シリコンバレーって言っても、実は、特にその地帯の名前ではなく、「だいたいこのエリアを指す」って言う感じで曖昧なのです。そして、その曖昧で、広大な地域にいろんなテック企業、スタートアップ、ベンチャーキャピタル等々が、まとまって存在するのではなく、バラバラと広がって点在します。

このInvestopediaのサイトによると、「シリコンバレー」とは1,854 平方マイル(だいたい、4800平方km) の面積をカバーし、だいたい300 万人以上の人々が住んでるそうです。ちなみにシリコンバレーに住んでいる人は、シリコンバレーではなく、もうちょっと広いエリアを指して、ベイエリア(沿岸の地域)という表現を使うことが多いです。あとシリコンバレーというと、サンフランシスコが入ったり、入らなかったり。まあ、曖昧ってことっす。

日本で比較すると、関東平野全体に会社が広がっていて、もし、同日にイベントが各所であると、川口から丸の内にいって、そっからまた八王子まで行くイメージです。しかも超渋滞している道を自分で運転して。
もともと、いろんな地域とグローバルな取引をしている企業がほとんどで、リモート会議が多く、その上、コロナでほぼリモートが主流になったシリコンバレー企業ですが、毎日の通勤だけで、往復4時間はざらのざら。しかも自分で運転するので、車中で仕事したり、本を読んだり、スマフォ眺めたり、もできません。

それがハワイだとですね。一番遠いところでもだいたい車で1時間半です。(渋滞だともうちょっとかかりますが)
大袈裟な言い方をすると、タウンと呼ばれるホノルル市内に住んでいれば、主要企業や中心地がギュッとコンパクトに詰まっているので、ほぼチャリでいけます。治安も本土に比べると良いほうなので、まだ明るいうちに人通りが良いところを選べば、徒歩でもOKです。

もちろん、距離が近い=小さい ということで、シリコンバレーに比較すれば企業数も人口も、市場も、規模が小さいのがデメリットであります。でもその辺は、一度、コネクションを作ってしまえば、西海岸の企業とのコミュニケーションは全部リモートでも可能です。なんだったら、リモートワーク可能な企業で働いている人は、ハワイからのワーケションで長期滞在していたりすると、オアフ島内での移動は簡単なので、ベイエリアより会ってくれる可能性が高くなります。

※実際に、ワークフロムハワイで知り合ったシリコンバレーの素敵な方々との対談を見たい方はこちらをご覧ください!

というわけで、もちろん移動や行動範囲には、様々な意見がありますが、私は島国でしかも移動利便が高い日本からアメリカに来る場合、いきなり慣れない長距離移動をこなすより、コンパクトに仕事の移動距離をコンパクトに終わらせるという意味では、非常に効率的な時間の使い方ができる、唯一の州だと思っています。

まとめ

というわけで、ハワイの時間に関するメリット❶時差と❷移動時間に関して、少しでも共感していただける人がいたら幸いです。私みたいに、移動の時間が嫌いな人や、ズボラで(言い方💦)できるだけ、効率よく仕事をして、余った時間で好きなことをやりたい方にはすんばらしいアメリカで唯一無二の州だと思います。

時間のトッピクだけで、ここまで長くなってしまいましたので、次の②文化と③課題と解決策については次回以降にお話しさせていただこうと思います。

次の回ではハワイと日本の文化における親和性と、そこから生まれるビジネスチャンスについてお話しさせていただこうと思いますので、お楽しみに!

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