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中野伸哉が真夏の群馬で見せた目の光。苦悩と葛藤の先にある未来を信じる1人のフットボーラーのドキュメント。

6月27日のプレミアリーグWEST第8節の大津戦。スタメン表に高校3年生の中野伸哉の名前があり、ネット上では大きな話題になった。これまでトップチームでレギュラーとして活躍していたため、ユースの試合には出ていなかった。

中野のスタメン出場に加え、MF福井太智、ベンチにはFW二田理央と既にトップでリーグデビューを果たしたメンバーが顔を揃えたため、ネット上では「豪華メンバーが揃った」、「ユースの大会なのに凄い」という声が多く上がった。

この試合、中野はフル出場し、試合は途中出場の二田のゴールで1−1のドロー。そして、続く7月18日の京都サンガU-18戦でも中野はスタメンフル出場をしたが、結果は1-3の敗戦となった。

6月22日に発表された東京五輪の最終メンバー・バックアップメンバーには残念ながら名を連ねることはできなかったが、直前の合宿に招集され、最後までリストに残り続けた17歳。

彼の知名度は一気に上がり、注目度も高くなっていたからこそ、前述したように彼のユースの試合の出場は話題になった。

だが、その裏には中野伸哉という1人のダイヤの原石の激しく、苦しい葛藤が存在していた。

これまでもトップチームでレギュラーを掴んでいた松岡大起がユースのプレミアリーグ参入戦や、セカンドチームのプリンスリーグ参入戦にもフル出場し、ダブル昇格に貢献をしたことが話題になった。

だが、これはあくまでも松岡自身が強く志願したこと。今回の中野はこのケースとは少し違う-。

ここからは渾身の完全ドキュメンタリーをご覧ください。

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