のぼり

フロンターレ12年目の登里享平が行き着いた人間観察力の境地。可視化から生まれるピッチ内外の立ち位置の深み

NumberWeb連載で掲載された川崎フロンターレの登里享平コラム。

ここで描かせてもらったのは、彼がここ数年、自分の存在意義、プロとしての価値に悩み、「マンネリ化をしているのではないか」と自問自答を繰り返していたこと。そこから『フロンターレラストイヤー』という強烈な危機感と覚悟を持って2019年シーズンに臨み、1年を通じて大きな変化と気づきを得た。そして、契約更新を受けて芽生えた新たな自覚が、自ら苦しんでいたマンネリ化から脱する大きなきっかけとなったという彼の一連の心の動きだった。

「ここでいいんだ、これでいいんだ」。

ずっと刺激を移籍という外的要因に求めていた自分がいた。だが、それは単純に自分の思い込みであり、厳しい言い方をすればスケープゴートだった。

それにはっきりと気づけたことで、彼の中での価値観が大きく変わった。

「刺激は自分の内側からでも起こせる。自分の考え方、意識を変えれば、今いる環境で十分に刺激を得られるし、成長できる」。

この確信が彼を大きく前進させ、あれだけ苦しんでいたモヤモヤから自分を救ってくれた。

NumberWebではピッチ内のことをメインで描いたが、ここではピッチ外の視点を含めて、彼がどう心理的な変化を生み出していったのか。彼の本音を交えて伝えていきたい。

「今思うと、僕は自分に対して過小評価をしていたのかもしれません」。

登里はこうこぼした。

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安藤隆人

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これまで22年間、全国各地、世界各国を飛び回ってきました。今後もそうした活動を継続したいと思っております。もしサポートを頂ければ、これからの更なる活発な取材活動に活かしていきたいと思います!よりディープな話題、選手の本音を引き出し、有意義なコラムと写真を出して行きたいと思います。

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取材歴23年、フリー歴14年。元銀行員のノンフィクションライター。NumberWebで『ユース教授のサッカージャーナル』を連載中。書籍9作。最新作は白血病からピッチにカムバックした、アルビレックス新潟の早川史哉の壮絶な半生を描いた『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』

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