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出身校"小倉高校"のちょっとかわった有名エピソード5選

僕の出身校である、福岡県立小倉高等学校。
通称、倉高(クラコウ)と呼ばれている

地元ではそこそこ偏差値が高くて知られている高校だ。でもこの高校、幾つかかわっているところがある。

今回はそれを5つだけ紹介させて頂きたい。


1. あくびをしながら始まる"0限"

毎日の授業は7:30から始まる。その名も「0限」
僕は家が遠かったから、毎日5:30には起きて、6:30前の電車には乗っていた。

1限の前だから、自由参加とかではない。出席必須の授業だ。当時はしっかりと毎日出席していたが、東京でその話をすると大体驚かれることから、如何にかわっているのかを思い知ることとなった。


2. 多過ぎる校則

高校3年間は本当に締め付けられていた。今でも、正直あれはやり過ぎだと思う程だ。
思いつく限りでも幾つもある。

頭髪検査
男子は、髪が耳にかかってはいけない。襟足が学ランの襟にかかってはいけない。前髪が眉毛にかかると注意を受ける。ワックスを付けても注意を受ける。

女子は、髪型は詳しくは分からないが、とりあえずスカートのチェックは厳しい。膝より短いだけで注意を受ける。ミニスカなんて論外。

因みに、男女共に髪の毛を染めるのは論外。

携帯電話禁止
携帯電話が見つかると、没収されるだけでなく反省文を課される。因みに僕は授業とテストで計3回ほど着メロを鳴らしてしまったことがあるが、当時の担任が優しく見逃してくれた。

制帽着用
男子は登校時に制帽着用を義務付けられている。まさにこんな感じの帽子だ。↓

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登校時に被っていないと反省文
毎日のように誰かが家に忘れてくるが、反省文を書きたくないがために、誰も見ていない柵をよじ登って回避する者がいる程だ。

この他にも色々とあるが、長くなるので、この辺までにしておこう。


3. "制帽"と"雑嚢(ざつのう)"とグレーの学ラン

色々と説明するよりも、写真を見せた方が早いだろう。これは他の誰でもなく、僕の写真だ。www

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この写真は100年前に撮影されたものではない。たった10年程前の写真だ。誰がどう見ても、たった10年程前に撮影した写真とは思えないだろう。


4. 目の前で怒鳴られる"応援練習"

「応援練習」は、新入生が入学早々に受ける応援訓練だ。記憶が正しければ3日間くらいはあったはずだ。
新入生はこの応援練習までに、校歌や応援歌を全て覚えた上で参加することを求められる(勿論無理なのだが)。

この応援練習では、歌詞だけでなく、それぞれの振り付けもマスターすることが要求される。
歌詞を覚えていなかったり、手がちゃんと上がっていなかったりすると、応援団(俗に言う応援部)に顔の目の前で怒鳴られる。あまりの迫力に泣き出す女の子もいるほどだが、泣いてると「泣くなコラァ!!!」とさらに怒られる。

何度も注意をされると、壇上に上げられて"空気椅子"をさせられるしまいだ。僕も少なくとも5回以上は空気椅子をした。ww

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一方で、これだけ張り詰めた空気であるが故、些細なトラブルが起こるだけで笑って吹き出してしまうことがあった。
例えば、誰かの声が裏返ったり、壇上で空気椅子している様子があまりにも面白かったりする場合である。僕も何度か吹き出して、応援団から「テメェ、ナメてんのかコラァ!!!」と胸ぐらを掴まれたことが懐かしい。


5. 倉高狩り(クラコウガリ)

「倉高狩り」というワードを聞くと、先ず何を想像だろうか。高校のサッカー部へ入部した後、先輩から先ず初めにこのワードと意味を教わった。初めて聞いた時は衝撃を受けた。

結論から言うと、「倉高生が狩られる」という意味だ。狩られる相手は、大人でなく中学生

つまりどういうことかと言うと、倉高生には、眼鏡を掛けていて肌色が白く、身体が細い、所謂「ガリ勉」という言葉がピッタリな生徒がそれなりの数いる。

思春期で喧嘩好きな中学生からすると、狙いやすい絶好の相手となるわけだ。このタチの悪い中学生たちは、集団でガリ勉倉高生をよってたかった上で、最悪の場合お金などを奪い取る。立派な犯罪行為である。

僕はこの「倉高狩り」の現場に遭遇したことはないが、実際に度々起こっているらしい。
こんなことだから、北九州は"修羅の国"とか言われてしまうのだ。


最後に

ここまで読んでいる限りだと、とんでもなくつまらなく、きつい高校生活を送ってきたように思えるだろう。でも、実際は楽しかったし、良い思い出もたくさんある。

天才級に頭の良い仲間と一緒に勉強できたことは、自分にとっても刺激的だったし、周りの環境が自分を成長させてくれた。ちょっとしたことでへこたれない性格は、高校時代に色んな経験をしたことで身に付いた部分も大きい。

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そして、高校生活の一番の財産は、かけがえのない仲間との出会いだ。サッカー部の同期とは、今でも年末に忘年会をするし、クラスの同級生の中には、個人的に会って飲みに行く仲間もいる。

小倉高校に行っていなかったら、今とは違う人生になってたことは間違いない。

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