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「かっこいいビジネス」を言語化したい

 利益度外視でクリエイションを追求しているとか、一方で絶対に儲かる仕組みとか、クリエイションかビジネスのどちらかに振り切ったサービス・プロダクトの話は多いと思います。でも、その両軸をうまく結びつけて人に伝えることができるメディアやコンテンツ(記事)が意外と少ないのかなあと思うのです。

 僕自身もどうやって伝えられるのかわかっていないのですが、ビジネス紙がクリエイションを評価することは少ないし、クリエイティブに特化した雑誌がビジネスまで解説してくれることはまずない。

 でも、クリエイションとビジネスは両立するし、むしろめちゃくちゃ相性がいいはず。いいコンテンツというのは売れるし、うまくいくビジネスには絶対にブレることのないストーリーや背景がある。

 僕も取材をしていて、すごくビジネスライクなものにエモーションを感じることが多々あります。すごくテクニカルなはずなのに、そこには情熱があって、その情熱にこそビジネスのヒントがあると感じるのです。目の前のモノを即現金化する質屋アプリ「CASH」を生み出したBANKの光本さんなんかはまさにそんなタイプ。話を聞くたびにワクワクします。そのワクワクさせるストーリーこそが彼の成功の理由だと思うんです。

 ブランドでいえば「無印良品」や「アップル」がわかりやすいと思います。これらのブランドは画期的なアイデアにも増して、他にはない絶対的な世界観を作り上げました。その世界観こそが支持される理由だし、長期的に見てビジネスが拡大した直接の理由なんじゃないかと思うのです。

 だから、もっとクリエイションとビジネスの間を伝えられる表現方法を身に付けたいのです。ワクワクするビジネスに、うまくいくクリエイション。もっとクリエイション寄りのビジネス書もあっていいと思うのです。そういう書籍も少しずつ作ろうとしています。とにかく、「かっこいいビジネス」を言語化できる人間になれるよう、もっと精進したいなあというお話でした。

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