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声にならない「心の声」を聴く習慣

10月はじめに子供が生まれました。現在育休を取得し、子育てと家事の手伝いを行っております。
家事や子育ての詳しいお話しは長くなってしまうので、別の記事でお話ししようと思います。
ただ、日々赤ちゃんと接していて気にしていることは、リアクションから要求を読み取らないといけないなということです。そもすれば、大事なサインや要求を見逃してしまうこともあるかもしれません。泣き声一つとってもそこから何を要求しているのかを観察してあたりをつけるというのが日々、何度も起こります。自然とアンテナの感度がよくなりそうです。

そして先日ふと思ったのは、このように「心の声」を聞く様に心がけないといけないシーンというのは日常にたくさん転がっているな、と思いました。
特に仕事の時とかですかね。
「心の声」というのは、実際に発した言葉ではなく、心の中で思った本音のことです。
みなさんもきっとあるはずですし、そう思われたこともあるかもしれません。

例えば、仕事の時に、後輩に「コピーをお願い」と頼んだとします。
その時にお願いされた後輩は「はい、いいですよ」と言いましたが、言い方があからさまに嫌そうな態度でした。この場合って後輩の言っていることと心の中で思っていることは全然違いますよね。
別のパターンですと、「はい、いいですよ」のあとに部数も聞かずにいつも以上に猫背な状態だったとします。この時って確実に何かに悩んでいますよね。
どちらのパターンでも、後輩はなにを思っているんだろうと心の声を聴こうとするアンテナがあるかないかでその後の行動そして、関係性が変わってくるのではないでしょうか。1つ目の例の場合、実は後輩は今手を離せない状況なのにそれを無視して頼んでいたりするかもしれませんし、そもそもそれまでの関係性がよくないのかもしれません。
また、2つ目の例はもしかしたら仕事の失敗で気分が落ちているかもしれないですし、だれにも言えないけど家族が病気なのに無理やり仕事にきているパターンもあるかもしれません。
大切なのはいつもと違うちょっとした変化に気づいてあげることです。そして気づいてからの対応次第ではその人との信頼関係はさらに強くなるかもしれません。少なくとも関係が悪くなることは対応を間違えない限りほとんどないでしょう。
人がすぐにやめてしまう会社は「言葉にならない心の声」が聴けていないのです。日常的に100%ではなくとも心の声を聴こうとしてくれている経営者がいる会社であれば人がやめてしまうことはあんまりないと思います。
心に寄り添う会話を心掛ける習慣があれば、自然と心の距離も近くなってくるでしょう。
叱る時・褒める時にしっかりと受け取ってもらうためには日常的に心に寄り添おうとする会話をする、すなわち話し手が自分の話しを聞いてくれているんだなと認識してもらえていると受け取ってもらえますね。
逆に、日常的に会話そのものができていないと、叱った時も「いつもみてないで、なにもわかっていないのに」と思われ、褒めた時も「いつもみていないくせして、こういう時だけ・・・」と思われてしまうでしょう。
そうすると、言っているのに分かってもらえないという状況が出てきてしまうのです。
相手にわかってもらうには自分が解ろうとしないとダメですよね。

さぁ、日常的な信頼の積み重ねができているでしょうか?
上記のことを知ると、日常生活の中の会話がちょっと丁寧になるんじゃないですかね。いろんなところにアンテナ張って気を配りまくると、それがとても優しい形になって帰ってくるんです。




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