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《僕はどこからきた?》

先日10月23~24日に、富山県富山市の旧小羽小学校校舎にて行われたマルシェに参加させて頂きました。

2点作品を展示させて頂きましたが、そのうちの1つ《僕はどこからきた?》です。

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↓以下作品について。(作品についてあまり解説されたくない人は読まないでください。)

木造校舎の旧小学校で、校舎を利用して制作したインスタレーション作品です。この作品のために撮り、印刷した作品ではなく、過去に制作・発表した写真作品を再利用し制作しました。

作品タイトルにある「自分はどこからきたのか?」という疑問は、時に虚無と共に、悩ませられるものです。
ヒトも昔は海の生き物だったという原始的な意味を思いながら、海や川といったイメージを入れて、漂う自分、内向する自分を表現しました。

小学校に残るオブジェ?らしきものや、木の質感、思い出などを作品の中で消さないように。逆に惹きたてるように、という意識も持っています。
学校を改めて訪れると、公と私、日常と非日常、過去と現在という物事の境目が曖昧になっていく気がする私です。これが懐かしい?という感情なのですかね(笑)

設置した場所が入り口付近でもあり、驚いて見ている人もいれば、何もなく通り過ぎていく人、写真を撮っていく人などさまざまでした。(日常と芸術は曖昧に溶け込んでいいとも思うのでこれは満足してる部分でもあります。)

ただ、「これ何?」と特に興味を持っていたのは子どもでした。家族連れで来てた人たちは多くいましたが、お父さんやお母さんは気に留めないこの作品にも子どもはとても興味を持ってたり…床に張った作品をはがそうとしたり…
子どもの好奇心の力はやはりすごいものですね(笑)

自分はアートはお金持ちが意見言い合って楽しむものだけではなく、子どものいたずらのようなものであって欲しいと思っています。時にトンデモナイ行動もありますが、何かしたい、伝えたい、自分でもそれが分からない、なんて言葉では説明できないものを伝えようとしている気がします。
今回、そんな子どもの目線でも作りたいとも思っていました。子どもが純粋に興味持ってくれたのは嬉しかったです。
(子ども目線になれる大人がもっと増えたら、世の中面白くなるとも思うこの頃…)

設営中も、子どもがいたのですが、「何かよく分からないけどすごいものができることは分かる」と言ってました(笑) 偉そうですが微笑ましかった。

↓behanceというアプリでも紹介しています。こちらは動画も載せてれるので、全体のつながりも分かります。

見て頂きありがとうございます。

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