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自分を追い込んでわかった3つのこと 【004/200】


今週は平日にOfficial髭男dismさんのライブを観て、週末は自分のライブでした。

Official髭男dismは「What’s Going On?」をラジオで聴いて衝撃を受けてから大好きなバンドです。

「みんなの憂鬱を吹き飛ばしたい」「いい音楽を隅々まで届けたい」
という、彼らがいつも届けてくれるメッセージが、とても好きです。
久しぶりに彼らのライブを観て、すごく元気をもらいました。日本武道館公演も決まった彼らが、今年の大晦日、またNHKホールのステージに戻ってくることを、楽しみにしています。



さて、タイトルに書いた「自分を追い込んでわかった3つのこと」について。

昨年、僕は自分を相当追い込みました。
無名の普通の週末シンガーソングライターが日比谷野音のステージに立つための具体的なステップとして、
「50人規模のワンマンライブをこなせるパフォーマンス力と集客力をつけること」
を目標に掲げ、フルアルバムの制作、7月のレコ発ライブから6か月連続でのマンスリーワンマンライブを敢行しました。

並行して、会社員として担当しているプロジェクトはかつてないほどの立て込み具合で、経営メンバーとして参画しているNPOもまだまだ立ち上げフェーズで、やることが山積み。それらは今も続いていますが、それに加えて、ソロでマンスリーワンマンをやり続けることは、正直なところ、心身ともに限界に近い状況でした。

12/15のfinalを終えてから、案の定体調を崩し、年末年始は休むことに専念しました。考えることをできる限りやめて、心と身体が欲することに従って過ごしたおかげで、ようやくペースが戻ってきた感じです。やはり、休息はとても大切。


今回、自分を追い込んでわかったこと。

1.成功と成長は別物
2.「人に優しく自分に厳しく」は難しい
3.常に目的に立ち返る


1.成功と成長は別物

マンスリーワンマンを通じて、僕は目標を半分達成し、半分達成できませんでした。
「50人規模のワンマンライブをこなせるパフォーマンス力と集客力をつけること」
という目標は「50人集客」と「ワンマンをこなせるパフォーマンス力」に分けられるわけで、「50人」は結果として達成できなかったけれど、「ワンマンをこなせるパフォーマンス」は挑戦する前から比べ物にならないくらい力を伸ばせたと感じています(もちろんまだまだ×100くらい伸びしろだらけですが)。
成功はできなかったけれど、成長はできた。少なくとも、挑戦しなければ得られない経験を、得ることができました。追い込めたこと自体すごいことだと思うし、成長は素直に認めてあげたい。成長が望んだ結果につながるかはまた別の話で、運や縁やタイミングみたいなものもある。今回得られた経験を生かして、また次のチャレンジを楽しんで、結果につながる偶然の出会いを楽しみに待ちたいと思います。


2.「人に優しく自分に厳しく」は難しい

僕は「人には優しく、自分には厳しくありたい」と思って生きてきました。だけど、去年の僕は、そうではなかったと思います。
自分を追い込めば追い込むほど、「〜すべき」「〜しなければならない」みたいな考えに頭の中がどんどん支配されていきました。そのおかげで、自分自身は「負けるもんか」とがんばってやってきたけれど、一方で、会社やNPOの仲間や、家族・友人たち、周りの人たちにも同じようなスタンスで接してしまっていたのだろうと、振り返って思います。
《脳は主語を区別できないから、ネガティブな言葉を発すると、その言葉通りの思考になっていく》
という言葉を聞いたことがあります。本当にそうだなと。
だから僕は「人に優しく自分に厳しく」というのは、もうやめようと思います。これからは「人にも自分にも優しく」生きていきたい。その方が、僕も幸せだし、きっと、素敵な偶然も、僕の前に顔を出して来やすくなると思うから。


3.常に目的に立ち返る

マンスリーワンマンを終えてから、自分の歌を聴いたり歌ったりする気持ちが落ちてしまい、なかなか元に戻りませんでした。
これまでのワンマンは、ゲストを迎えたり、デュオパート・バンドパートを入れたりして、2時間のライブを成立させていたけれど、今回のマンスリーワンマンは、完全に一人で、アコギ一本弾き語りで毎月2時間のライブをやりきりました。その間、対バンライブも、the Brand-new Amsterdamとしてのバンドライブも並行して。
毎月、仕事が厳しい状況の中、毎回のライブに向けた練習も、体調管理も、本当にしんどかった。ライブが近づくと、熱が出たらどうしよう、声が出なくなったらどうしよう、お客さんが来てくれなかったらどうしよう、と不安になることばかりで、楽しくて幸せな瞬間は、ファンのみんなと会えるライブ本番中しかなかった。12/15のfinalが終わって、感じたのは達成感ではなく、不安と緊張から解放された安堵感でした。
僕の活動目的は「声と言葉で、幸せな瞬間を思い起こし、笑顔と勇気を湧き起こす」こと。それは、ファンのみんなに対してだけじゃなく自分に対してもそうでありたい。もっと成長することや、集客数のような目に見える成功は、手段であって目的じゃない。追い込むことは、手段の話だから、大切ではあるけれど、一番大切なことじゃない。
よくファンのみんなが言ってくれる「やまちゃんが楽しそうに歌っている姿を見たい」が、一番大切なことだし、それこそが目的なんだなと、改めて思いました。



3つのことをまとめて思うのは、これからはもっともっと、自分が楽しむことを大切にしていきたい、ということです。
そのためにも、目的を常に忘れず、「野音に立つ」という目標に向かって、自分一人ではなく、いろんな人たちと一緒に、楽しみながら活動を続けていきたい。

一人で追い込んでがんばったから、わかったこと。
みんなと楽しくやっていくことで、手に入れていくこと。

そんなことを思いながら、週末の下北沢LOFTのライブは、楽しみながら歌うことができました。
たくさんの方に手拍子をもらいながら歌えるステージは、これ以上ない幸せな時間です。

190126 下北沢LOFT
1. おいで、ここに。
2. Days
3. 想
4. 頼らない
5. それでも僕らは
6. タッチ&ラン
7. Home

次回ライブは2/9土日吉Nap。20:10から60分のステージ。
楽しく、心を込めて、歌いたいと思います。

【今後のライブ予定】
02/09土 日吉Nap
02/23土 下北沢LOFT
03/09土 APIA40
03/30土 下北沢LOFTワンマン


noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。