~トレーナー・治療家向けエビデンスとの正しい付き合い方~
エビデンスって言うとなんかかっこいいし勉強できる感が出るというかインテリぶれる訳で最近よく耳にするし、僕もよく使います笑
EBMやEBP
科学的根拠に基づいた医療、実践は再現性が高く素晴らしいことだと思います。
それではエビデンスがない医療や治療は効果がないのでしょうか?
僕はそうではないと思います。
僕もこの言葉を覚えたての時使いたくて仕方なかったので、トレーナーの師匠にこれってエビデンスあるんですか?って聞いたことがありました。
理学ATで大学院も出ているその方に言われた答えが、無いけど経験上効果あるんよ!
ってかそもそもエビデンスってつくっていくもんやからねーって言われました。
まさしくその通りだと思います。
今の科学で分かっていないだけで数年後には分かりませんし、定量化が難しい分野もあります。
なのでエビデンスがない=効果がないとはなりません。
しかし勘違いしてはいけないのが論文に書かれているからエビデンスではありません。
ある環境、条件下で出た結果であって答えではなくヒントだったりします。
例えばパチンコに行ったら100%の確率で勝つと結論づけた論文があるとします。
確かに勝てるよね。共感しますか?
このとき被験者は五人!しかも全員パチプロだったらどうでしょう?
さらに設定がいい台を店員が教えてくれてたとか
極端に書きましたが結論だけみてこれがエビデンスだとは言えないと思いませんか?
結論よりもそのプロセスに考えなければならない情報が詰まっています。
信用に足る論文なのか吟味する必要があり、その上でこちらが結論を出さなければいけないんです。
エビデンスを駆使する事は提供する側の自信にもなります。
でも未解明のものを否定したり、使わない理由にはなりません。
エビデンスに対する間違った解釈が成長を妨げると思います。
※まあ僕もそこまで論文を読む方でもないので偉そうなことは言えないんですけどね笑
ただエビデンスがあるかないかよりも問題を解決出来るかどうかの方が現場では大切なんだろうな~と思います。
エビデンスレベルがあるのも知らず記事や結論だけみてエビデンスエビデンスって言うのは違うと思うんだなぁ〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?