A.R.EのA.R.E

 プロ野球、日本シリーズ最終戦、阪神タイガースが7-1でオリックスバッファローズを下し、日本一に輝きました。最終戦を近所のお好み焼き屋さんで観戦しておりましたが表題のタオルを持っている方がいて笑ってしまいました。岡田監督が優勝のことを「アレ」と言っているとは聞いておりましたが、そこから派生して「A.R.E(エー・アール・イー)」が球団のスローガンになっていたのですね。私は「A.R.B」と空目してしまいました。私個人としては、何となくバッファローズを応援しておりました。

 タイガースの先発は青柳投手。今シーズンは今一つでしたが、パ・リーグにあまりいないタイプの投手なのでどう転ぶかわかりませんでした。初回に紅林選手が内角の球をよけて見逃しましたがストライクで見逃し三振となり、やりづらそうな印象を受けました。バッファローズ先発の宮城投手、調子は今一つだったのか、3回まで無失点でしたが、捉えられた打球が多かったように思います。4回表の一死一二塁の場面で、ベンチにいる青柳投手がカメラに抜かれたときに妻が「かっこいい」と言い出したので、焼きもちを焼いてしまったのか「いや、あいつハゲだぞ」と言ったとたんにノイジー選手にスリーランを打たれてしまいました。打った瞬間を見ていなかったのですが、リプレイを見てみると、なんていうか踏み込んだけどボールが内角に来てしまったみたいな変な感じの打ち方で、良くホームランになったなと思いました。

 5回も宮城投手と代わった比嘉投手を攻めて3得点で0-6です。まだ中盤でしたが、得点した裏の回をタイガースがピシャリと締めて、試合の流れを渡しませんでした。しかし、タイガースの応援はすさまじいですね。バッファローズのホーム球場だったはずですが、応援は明らかにタイガースの方が音量で勝っていました。

 38年ぶりの日本一ということですから、前回は1985年、私がプロ野球をきちんと認識し始めた年です。バース、掛布、岡田のクリーンナップは今でも語り草ですね。当時のVTRも挟み込まれていましたが、胴上げ投手はゲイルだったんですね。懐かしいです。そんな訳でその前年、1984年に日本一になったカープは唯一、昭和に取り残されてしまいました。平成を超えて令和になってしまいましたから、平成で日本一になっていないのはカープと阪神だったようです。カープが取り残された愚痴みたいになってしまいました。ごめんなさい。

 厳戒態勢の道頓堀でしたが、37人も飛び込んだ方がいらっしゃったそうです。タイガースが優勝すると盛り上がりが凄いですね。これくらい狂った盛り上がりがあって良いような気がします。タイガース関連の皆様、おめでとうございます。

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