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軌跡

先日、大阪で行われた全日本実業団陸上で、一人のランナーが、競技生活を終えることになりました。

田阪亜樹選手【せとなみTC】

田阪選手との出会いは、彼女が大学生の時。
当時、実業団チームの監督をしていた私は、彼女の素質に可能性を感じ、スカウトさせて頂きました。

残念ながら、様々な経緯があり、別のチームに行くことになりましたが、ずっと応援していました。

転機となったのは、彼女が、実業団チームを退部したのち、もう一度、競技に復帰した頃。別のチームに行ったとはいえ、一度、スカウトさせて頂いた思い入れのある選手。現在、指導している大宅楓選手【大東建託パートナーズ】と一緒に、合宿させて頂いたり、レースで競い合ったりしてきました。

田阪亜樹①

人の痛みがわかるやさしい性格、競技に対してのストイックな姿勢、反面、ユーモアがあり、少し天然なところ(笑)も、我々にとっては、癒し的存在でした。

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出会いから、約13年の年月。
本当に色々なことがありましたが、こうして彼女の最後のレースを見届けることができたことを、とても嬉しく思っています。

競技生活の晩年、苦楽を共にされてきた、山田コーチにも心から『お疲れ様でした』と労いの言葉を贈りたいですね。年齢のことを言ってしまうと失礼にはなりますが、彼女が、この年齢まで、高いパフォーマンスを維持・向上できたのは、山田コーチの存在が大きかったと思います。

引退するとはいえ、彼女の性格を考えると、何らかの形で、トレーニングは継続しそうなので(笑)、来年のシーズンイン岩国では、小中学生のペーサーをお願いしようかなと考えております♪

田阪選手、山田コーチ、本当にお疲れ様でした。
今後とも、末永く、お付き合いの程、宜しくお願い致します🙇

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