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親学Q&A ~親学ってなんですか?~


①「親学」ってなんですか?

「親になるための学び」「親としての学び」のことです。わが国は”できちゃった婚”の多い国であり、内閣府の最近の調査でも「子供を持つ必要はない」と考える20代は63%、30代は59%、「結婚は個人の自由だからどちらでもよい」が70%を占めています。
中高生などが「親になる」とはどういうことか、結婚して子供を産み育てる喜びや幸福の価値などについて学ぶのが「親になるための学び」です。
これまでの子育て論は、子供にかかわる方法論に重きが置かれてきましたが、「親学」は親が変われば子供も変わるという「主体変容」を基本理念としています。
教育の責任を自分以外の何かに転嫁しないで、親自身が自分の子供観、幸福観などを見直し、親心をはぐくみ、親自身が成長する「親育て」こそが子育て支援の中核的課題といえます。

「親学」の基本的な考え方の第一は、教育の原点は家庭にあり、親は人生の最初の教師として、教育の第一義的責任を負うことを深く自覚することです。

第二は、胎児期・乳児期・幼児期・児童期・思春期という子供の発達段階に応じ、家庭教育で配慮すべき重点は異なることです。
第三は、子供の発達を支援するためには、母性的なかかわり(慈愛)と父性的なかかわり(義愛)が必要であることです。

②「親学」は価値観の押し付け。家庭教育に介入するのでは?

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①歴史教育、②家庭教育、③道徳教育、④日本的Well-Being教育の観点から、研究の最新情報や、課…

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