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影響を受けるのが嫌だから競合は一切チェックしないという奇策で撃沈するのはもうやめよう

今日は朝から書類や領収証の整理をしていて、結構うんざりしております。
いやー、ため込む方が悪いんですけどね。

領収証に関しては毎月税理士さんに渡すのである程度はやってるつもりなんですけど、保険やら何やらの謎の納付書とか(使わないやつを破棄していない)郵便物の中に入っているご案内みたいなのを捨てずに封筒の中に入れっぱなしにしているので紙ゴミがもっさり出てくるとか、平たくいうと怠慢な感じのものをひとつひとつ仕分けしておりましたよ。

マメな人が羨ましい。。。

来年からはある程度はスタッフに任せるつもりですが、その前段階である程度自分で処理できてないとダメなわけで、心を入れ替えたいと思います(白目)


さて、今日のタイトル

影響を受けるのが嫌だから競合は一切チェックしないという奇策で撃沈するのはもうやめよう

実はこれ、わたしが自営業を初めて一番びっくりしたことなんです。
影響を受けるのが嫌だから競合は一切チェックしないっていうやつね。

自営業ってことは、フランチャイズのような均一化されているサービスの提供でない限りは、何かしらの個性(売り)って必要になるし、何ならその個性こそが売上を左右する大きな核になると思うんです。
自分の個性を設定する時に、競合他社を見ることで自分の優れているところ、価値を提供できそうなところがわかるんじゃないかと。

それが当たり前というか自然な流れだと思っていたので、あえてやらない!という選択をする人が結構いるということを知り、めちゃめちゃびっくりしました。


そして競合を見ないという人たちに共通するのが「影響を受けるから」という言葉。「知らず知らずのうちに真似しちゃうのが怖い」という意見もよく聞きますね。

確かに影響を受けることはあるかもしれません。
でもそれを差し引いても、競合を知らずに商品やサービスを作るのってリスキーなことじゃないかと思うんです。


車輪の再発明という言葉を聞いたことがありますか?

世界中で使われている「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を知らずに(または意図的に無視して)、同様のものを再び一から作ること」

競合を見ようと見まいと、似たようなものを作ってしまうことってあります。
また、「見てなかった」「知らなかった」はビジネスの世界では通用しません。


例えば特許関連だと、「見てなかった」「知らなかった」は通用せず、すぐに取り下げる必要があったり、損害が出ている場合には最悪の場合補償する必要もあります。

実はわたしもコンサルタントになったばかりの頃、自分が活動で使っていた名前が他の方の商標と同一だったことがあります。

活動する前に商標が取られていないことを確認し、言葉も一般名詞で商標が取れない組み合わせだと思っていたので商標取得はしませんでしたが、1年後くらいにその名前が商標登録されていることを知り、お会いしたことがある方だったのですぐに相手に連絡をして謝罪し、使用を中止しました。


インフルエンサーなど影響力のある人の中には「他人は見ないし自分は自分だけの世界観でやっている」という発言をされる方もいらっしゃいますし、実際それは嘘ではないと思います。

ですが実際に商品化・サービス提供となるとそういう方々についているブレーンの方々が競合をしっかりチェックして助言していることがほとんどです。

だってもし影響力のある人が「車輪の再発明」をしてしまったら、なかなかのダメージですよね。

わたしたちのように小さなビジネスをしている人たちは、自分らしさをしっかり持った上で、競合をチェックし商品開発・販売戦略に生かしてくことは必須だと思います。

 

別に「わたしは競合を常にチェックしています」とSNSに書く必要もないし、何ならそれを話す機会もないと思います。
けれどビジネスを軌道に乗せ安定的に活動するためには絶対にやる必要があることだと思います。

何故なら多くの企業がそうしているから。
うまくいっている人たちのやり方に倣うというのは、弱者の戦い方の基本中の基本だと思います。


また根本的なことですが、影響を受けること=悪と考えるのはもったいないと思います。
影響を受ける=デザインやアイディアをパクる、ではないです。

新しいアイディアは、既存のアイディアの組み合わせ。
だからこそ既存のアイディアをたくさん知ることが、新しいアイディアを生み出すためにはとても重要です。


自分と類似の商品やサービスを提供している人の中でうまくいっている人たちの活動を見て、何故うまくいっているのかを書き出し、整理し、自分に足りないものを見つけ、自分ならではの価値を作っていく。

この繰り返しが自分の価値を高めてくれて、売上につながっていき、本当の「自分らしさ」を確立できるのではないかと、わたしは思います。





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