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あなたを中心に家族みんなで働く「おうち会社」のススメ

気がつけば明日からゴールデンウイーク。
本来なら今頃ハノイ行きの飛行機に乗っているはずが・・・札幌でこうして大人しくnoteをしたためております。


ゴールデンウイークとはいえ相変わらずわたしは通常通り、仕事をしたり休んだりしながら毎日を過ごしていくので日常にそれほど変化はありませんが、自宅で過ごす時間が長くなったことで、より仕事がしやすいように家具の配置や片付けなどをする予定です。

また、出張所でもあるわたしの実家も、より働きやすくするために片付けて設備を整えようと思ってます。
ゴールデンウイークはお片付けウイークになりそうです。


早いもので弊社も今月が決算月。
なんとか一年無事に乗り越えられそうです。

ということで今日は、わたしを中心に家族で働くうちの会社について書いてみようと思います。


「家族で働く」を見越して法人化してみた2019年


昨年5月に法人化した弊社は、社員2名、パート1名の計3名が働いています。
内訳は、代表のわたし、事務を担当する社員の妹、軽作業を担当するパートの父です。

そう、家族経営なんですよ。

母は現在、別のところでパート勤めをしているのですが、年齢的にもそろそろ終了かな〜という感じなので、契約が終了したらうちで採用しようと思っています。

妹と父が働く場所は、実家の2Fです。
もともと妹の部屋だったところが、彼女の今の職場です。

仕事中に怪我などをした時の労災のことなども考えて、事業所登録もしています。
ほら、階段から落ちるかもしれないし(笑)


法人化した5月の段階ではわたし一人でしたが、11月より正式に妹と父が仲間に加わり、現在のスタイルになりました。


妹を採用した本当の理由


うちで働く前、妹はコンビニでパートをしていました。
扶養からも外れるくらいのシフト量をこなし、長く働いてましたね。
 
義弟も堅い仕事で、今すぐお金に困っているわけではないのですが、男の子3人のママということで、やっぱりお金がかかるんですよね。
 
クライアントさんの中にも、旦那さんの収入でも暮らしていけるけれど、子供達や自分の生活をより豊かなものにしたいから働きたいと頑張っている方、結構いらっしゃいます。


接客が好きなので、コンビニの仕事は楽しかったようです。

ただ、パートなのでシフトが減ったりすることもありますよね。
それがもったいないと言い出して、単発バイトなども併用するようになりました。

単発のバイトってよくわからないものも多いじゃないですか。
ビラ配りをやってたあたりはまぁよかったのですが、治験のバイトなどもやり出して、いよいよ心配になってきました。

というのも、妹はちょっと抜けているところがあるんです。
あちこち謎の単発のバイトなんかしていたら、そのうち詐欺っぽいのに引っかかってしまう!という姉のセンサーが働いたのです(笑)


ということで、わたしが月に3万円の仕事を振る代わりにコンビニ以外の仕事を辞めるように伝えました。

これで詐欺に引っかかるリスクが減らせたと、安堵しましたね。


家族と働くデメリット「甘え」の存在

 
妹は真面目で働き者なのですが、子供の頃から本を読んだり勉強するのが何より苦手なタイプでした。だから当然パソコンも超がつくほど苦手です。

振った仕事は、ブログを書いたりコンサルティングの予約を調整するという簡単な作業だったのですが、おそらく彼女にとっては苦痛だったでしょう。

そんな月3万円時代ははっきり言って「お姉ちゃんのお手伝い」感覚が強く、ミスが起きても反省はするけれど、お金をもらって働いているという感覚は薄い感じでした。

家族で働く時、ここは揉めるポイントです。
家族ってやっぱり甘えが出ちゃうんです。デメリットのひとつですね。 

わたしも甘やかしてきた自覚があるので、それを見透かされてしまうというのもあるんだと思います。


実は最初の頃多少揉めたりもしましたが、揉めたことがきっかけで彼女の意識が変わり、今ではとても頑張ってくれています。
結果論ですが、最初に揉めといてよかったですね。


頑張りがお給料に反映する働き方への興味

月3万円時代、雑談の中でコンビニの話をすることがありました。
楽しさややりがいのあることだったり、愚痴だったり。

たとえば、コンビニって何かで表彰されても上がる時給は10円20円の世界だし、システムが決まっていることが多く、自分のアイディアで大きく変わることって少ないんですよね。

「こういう風にした方が絶対に売上が上がると思うんだけどさ」

「自分で工夫すること」が好きな妹は、もしかしたらきっちり育てたらうちの戦力になるかもしれないな、と思うようになりました。

同時に「育てるのが相当大変だ」というのも容易に想像できました(笑)

 
予約を入れる仕事を頼んでいたこともあり、「この人はどのくらい売れてるの?」「どうやって売ってるの?」など質問されることも増え、興味が向いてきたなと思ったところで、うち1本で働くことを提案しました。

おそらく、自分と同じ主婦の人たちが自分の努力で売り上げをあげていることを知り、興味が沸いたんだと思います。


実力でお給料を上げる歩合か負担の少ない固定給か


入社する際、妹には2つの選択肢を提示しました。

①比較的労力が少ない固定給
②勉強をして自分の力で稼ぐ固定給+歩合給 


①は事務作業のみ、②はそれにプラスして、デザイン関係の仕事やわたしがイベントなどをした時のサポートなどです。

勉強嫌いなのでどうかなーと思いましたが、やはり稼ぐことに目が眩んだ彼女は(笑)②を選択しました。

わたしとしては、計画通りです。
どうせなら意識を変えてバンバン働いてもらって、対価を払いたいですから。
何せ、愛する甥っ子たちにそのお金が使われるわけですからね〜(笑)

 
何よりパソコンが苦手なアラフォーですからそれはそれは大変でしたが、パソコンの家庭教師をつけて、5ヶ月半でなんとかドロー系のソフトを一通り動かせるようにはなりました。

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ここからが本番で、自分でデザインできるように頑張ってもらわねば。


目指すのは妹が両親に仕事を振るスタイル


現状オンラインでのサービスがほとんどですが、今年はオンラインにプラスしてオフラインのサービスを作っていこうと思って、鋭意準備していました。

昨今の状況もあってオフラインの仕事は調整中ですが、基本的には軽作業や簡単なPC作業などは妹が両親に振って、取りまとめてもらおうと。

両親も70代になりましたが、今のところ病気もせず元気なのでできることをお願いしようと思ってます。

家族みんなで健康で楽しく働くのが理想なので、ここは時間をかけながら実現していきたいなと思っています。


提携先とお客様と弊社の三方よしを作っていく


家族で働くスタイルを中心にはしつつも、家族だけで仕事を完結させるというのは考えていないんです。

やはり餅は餅屋。
得意なことは得意な人にお任せするというのも、大事なことだと思います。

なので家族にプラスして、信頼のおける提携先を作っていきます。


わたしの場合は、クライアントさんやサロンメンバーの中で仕事をお願いできそうな人とパートナー契約を結んでいくことにしています。

実際、妹にドロー系のソフトを教えてくださっている先生は、クライアントさんでもあります。

今後、先生と一緒に新しいサービスもリリース予定。
わたしがお客様のニーズを調査し、考え方を理解してくださる方と一緒に仕事をして、利益を分配したいです。

そうすることで三方良しが生まれ、仕事がさらに楽しくなり、利益を出すことでみんなで喜びを共有できます。


家族で働くスタイルが今後は広まっていくと思う


実はクライアントさんやサロンメンバーの中にも、家族で働いている人、興味がある人も結構いらっしゃいます。

両親と、兄弟・姉妹と、お子さんと、従姉妹と、ご主人と・・・

家族で働くというのは難しい面もあるけれど楽しいし、やりがいがあります。
お互い融通を利かせられるのも、メリットですね。

昔の商店のように、祖父母から孫まで3世代が働くというスタイルが、現代風に形を変えてこれからじわじわ広がっていくのではないかと思います。

どのように変わっていくかというと、家族の中に稼げる人がひとりいて、その人を中心に仕事を広げていく形です。

昔はその役目は年長者と相場が決まっていましたが、今後は変わっていくのではないかと思うんです。

変化の多い時代だからこそ、小さくても自分で稼ぐスキルを持っていることで可能性が広がるし、心の安定にもつながります。


家族で働くスタイルについては、まだまだ始めたばかり。

起業した時に「好きな人とだけ働ける環境を作りたい」という目標を掲げて10年目でやっと家族を雇用するというところまでたどり着けました。

次の10年では、同じようなスタイルを目指す人たちと横のつながりを持ちながら、変化に強くしなやかな会社を作っていきたいと思っています。


妹には、アラフォーでも気持ちがあれば苦手なことを努力で仕事にできるというモデルケースになってもらうべく、引き続き頑張ってもらいます! 

そして2030年には、今よりもさらに進化していたいと思うのです。







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