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いい女や男はさ

いい女や男の美学は、お料理にもいえるのではないか?の一席。

この時期の新玉ねぎは、あまみとみずみずしさが一年を通してみても群を抜いている。

本日ご紹介いたしますスープは、順番に重ねて密閉してコトコト煮込むのみ。

ただの放置プレイに思えますが、侮るなかれ。

ここだというタイミングで火を止めるのがコツでこざいます。

五感を研ぎ澄まし、感じるのだ。

恋愛もそんな感じで、放置されまくって「あ?興味ないのかしら。」みたいにおセンチモード突入。

そんな矢先に、そりゃもう図ったようなタイミングでグッと心をつかまれる言動にノックアウトみたいな。

そんなイメージでいてもらえたらよいかと。
(どんなイメージだよ)


いい香りがぷ〜んとただよいはじめたら、焦らずちょっぴり時間をおいて深呼吸。

そうすれば、野菜の甘みがグッと引き立った黄金色のスープができているはず。

このスープにていい女へのステップを着々と踏んでいる(はず)。

わたしと共に、がんばろうぜみんな!

作り方

好きなきのこ2種以上 なべ底が埋まるくらい
新玉ねぎ 1個
もち麦 スプーン2つくらい
水 ひたひたになる手前
お塩 適量


作り方

1、まずはお野菜をカット
切り方はおまかせ。お好きな大きさに切ってくださいまし。
この玉ねぎは、デカいほうがうまそうではないか?逆に、粗みじんの方がギュッと味がしみでそうだな?とか、五感を働かせて楽しくカッティング!


2、この順番を守ってね
きのこ新玉ねぎもち麦お水お塩

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「きのこ、新玉ねぎ、もち麦、お水、お塩」この順番を守るとなぜだか、ただ煮込むよりおいしくなるのだ。摩訶不思議アドベンチャー。

3、火にかける前に密閉

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できたら穴という穴はふさいでくださいまし。圧力鍋はNGでございます。
(いらぬ圧力はかけずに、やさしく甘みをひきだしたいので)
土鍋でやるなら、箸をぶすっとさしたら一発。
他のお鍋なら、アルミホイルをかけて蓋をするでもよし

4、時がくるまで、待つの

ここからが神経をとがらせようタイム。
火にかけてまいります。まずは弱火の強火くらいでクツクツと。
火が通り始めるとぷ~んと甘い匂いがしてまいります。
そうしたら音をきき、目で野菜の火通りを確認。
これぞわたしのベストタイミングや!ってところで火をとめましょう。

5、まずは味見
火を止めたらすぷーんをもって、お出汁を味見。
なんじゃこりゃぁあああああと感動することでしょう。

6、仕上げはお母さんではなくわたし

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水分が足りないようならちょっぴりたして、水分量がばっちりならあとはお塩でお味を整えましょう。仕上げはあなた。
決まりはありません。すきな塩加減でお愉しみあれ。
ブラックペッパーを散らしても美味でございます。

以上。

余談

結局のところ、いい女や男ってなんなんだ?

教えてください。

ひさしぶりにゴダールの女は女であるでも見ようかしら。

お後がよろしいようで。

食べたいものをつくる人 高橋 拝。



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