短歌=恋の歌?

短歌といえば、恋の歌のイメージが強いのかしら?

短歌といえば、ノンフィクションのイメージが強いのかしら?

と思って詠んでみた歌。いつもより反応が良かった投稿です。


最初に白状してしまうと、この歌はフィクションです。

恋の歌と受け取られるように狙って詠みましたが、元ネタは恋とは縁がありません。

おまけに言うと「あなた」という人物も実在しません。

何かしらの甘いドラマを期待した方、夢を壊してごめんなさい。夢見たままでも構いませんけど。


〜〜〜〜〜〜

休みの日。

あれもこれも、やらなきゃ。

でも、それもこれもやりたいし…

Todoリストを書けばもりもり出てくるけれど、

なんだかんだで仕事での気疲れが溜まってるし。

前日夜更かししちゃったし。

自堕落の心地よさと、貴重な休日を無為に過ごす罪悪感との狭間に、だらりと横たわっていました。


最低限の労力で寝返りを打って、上下反転した部屋を見渡す。

本棚に一冊、上下逆さまに置かれた本があることに気づきました。

ああ、私はこんなにもズボラなのか…

心の中のシーソーが、罪悪感にぐらりと傾く。

といって、起き上がって手を伸ばして本を直す気力も湧かず。


窓から入ってくるそよ風に、シーソーはまた、ぐらり。自堕落の心地よさへ。

ああ、そんなとこが私らしいな。それでいいじゃないか。

ポジティブの乱用。

あ、今日はもう何もできそうにないけど、noteは更新できるかも。

部屋にひとり、寝っ転がったまま生まれたのが、この歌です。


本棚の/逆さに並ぶ/一冊が

あなたらしくて/直さずにおく


俵万智さんの短歌『思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ』の影響を受けているのでは?

と、友人の指摘で気づきました。

俵万智さんの歌は、恋の歌だったっけ?家族愛の歌だったっけ?





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