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1年経ってまた振り出しに戻る

慣れているというか、さすが先輩というか緊急事態宣言が延長されても東京・大阪の人々は落ち着いているように見える。単に疲れているだけ説もあるけれど。

それとは真逆で、私が住んでいる石川県は過去最多の感染者80人が確認され、かなりざわついている。単に連休明けで、検査数が増えたからそれくらい確認されても不思議ではないし、ひとりひとりに「落ち着いて」と伝えたいところ。検査数も過去最多だと言うし、検査陽性率も東京都さほど変わらないのに。

お隣の富山福井と比較して、陽性者数が突出しているということもざわつく要因になっているようだ。念の為、富山の検査数を調べてみると極端に少ない。陽性率もだいたいそれに比例していた。なので、検査を増やしたら陽性者もほぼ同数になるだろう。

幸いにも重症者は増えていなく、重症者用ベッドの使用率も4割を切っている。陽性者は増えていることは事実だけれど、緊急事態というほどでもない。ただ、ヤフーニュースのコメント欄に県の無策を批判する何百件というコメントが投稿されていて、普段ヤフーニュースを見ない私はかなり驚いた。

ややこしいのはゴールデンウィーク前に「感染まん延特別警報」が発令されて、ゴールデンウィーク明けに県独自の「非常事態宣言」が出ていることだ。国の緊急事態宣言と何が違うの?そして様々な緊急やら警報が出ていてよく分からない。

調べると、各都道府県毎に「〇〇非常事態宣言」「〇〇県緊急事態宣言」「〇〇アラート」「感染まん延特別警報」とか発出されてて非常にややこしい。そりゃ都会の人もこれだけアラートが出ていたら慣れちゃうだろうなとは思う。

厄介なのは、わが街で初のクラスターが確認されたことだ。スポーツジムで20人もの陽性者が出たらしい。

今まで、ずーっと陽性者ゼロを続けてきたから、街はかなりざわついている。単に、このスポーツジムの感染防止対策が甘かっただけだとは思うけれど、スポーツジム業界全体が危険だという風潮になってきて、「ジムやばい」という空気がまん延している。ひどい風評被害だ。

そういえば、昨年3月頃に第1号陽性者が出た時も、「あの病院とあの病院を転々とした」から尾ひれがついて、いつの間にか「あの病院のあの人が陽性者だ」になったりして、根も葉もない噂があっという間に広まっていた。その想像力を他のことに使えばいいのに。

ついでに、我が街の行政トップがこのパンデミック最初期に「お湯を飲んだら治る」というデマを信じ、広めていたことも思い出してしまった。当時はまだ一般人だったので、いまは正しい情報だけを流して欲しいところ。

この風評被害のせいで今月末に予定していた長男のバドミントン大会も中止になってしまった。緊急事態宣言下での大規模イベントは5,000人または定員の50%に制限緩和というから、感染防止対策を講じてどんどんやったらいいのにな。

昨年インフォデミックって言葉が流行ったけど、まさに今その状態で1年経ってまた振り出しに戻った感があって、ちょっと嫌。ただ、情報が多すぎて、どれが正しいのかわからないってこともあるけれど。

今、「ウィズコロナ」って言葉を横尾忠則さん意外からあまり聞かなくなってしまったけれど、今まさにウィズだと思うんだけどな〜。

1年以上前の記事だけど参考に↓


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