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#1316 人間がいなくなった後の自然

最近やたら目にするクマ出没のニュース。

もちろん急に寒くなって、冬眠前の腹ごしらえのために気性が荒くなっているのもあるだろう。

加えて、人口減少という現実があることを忘れてはいけない。

つまり、人がいなくなったために、動物の生息域が次第に増えているということ。

以前、この本を読んだ時にそう思った。

人間がいなくなった後の自然

何らかの事情で人が住まなくなった12の地域について現在の状況をまとめた本。驚くほど自然が回復している。もし、人類が絶滅したとしても、数百年数千年単位で自然が回復しているだろう。

この本には登場しないけれど、日本で言えば福島。311後の立ち入り禁止区域。イノシシを始めとした動物たちの楽園になっているのを映像でみたことがある。

この本同様に、私が住んでいる地域は人口減少によって人が手を入れた「里山里海」から本来の自然へと移行途中のようにも見える。

今のところ、クマは見かけたことがない。だが、小動物は色々見かけるようになった。先日家の周りにタヌキがいることを初めて確認したし、テンというイタチの仲間も目撃したこともある。

田舎は特に人口減少&限界集落率が高くなっているので、今後は動物たちとどう共存するか?が問われる社会になっていくのだろう。現在、田畑は侵入防止の電気柵で覆われ、物騒なことになっているけれど。


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