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"旅"と"これからの教育"は相性が良い

昨日に引き続いて、教育ネタを一つ。
昨日は経産省が進めるこれからの教育「未来の教室」の一端を紹介させていただきました。

未来の教室が掲げる「学びのSTEAM化」や「学びの自立化・個別最適化」など、学校現場に当たり前に浸透しきるのには時間が必要でしょう。
けれども今現在の教育現場も、僕が子どもの頃受けていた教育とは違うエッセンスがたくさんあります。(ちなみに僕は現在36歳)

その中の一つがPBL(Project Based on Larnning )と言われる問題解決型学習です。
PBLとは、「教員が教壇に立って板書し、生徒がそれをノートに写すという従来の授業とは大きく異なり、生徒が自ら課題を見つけ、その課題を解決するまでの過程でさまざまな知識を得ていくという学習方法」と説明されています。
グループワークや時には教室を飛び出したフィールドワークなんかも行われます。

社会に出ると正解はない、言い換えればあらゆる正解がある。
教室で穴埋め問題をして育った生徒は社会に困惑しますね。
より社会の実践に近いのがPBLではないでしょうか。

PBLは何も新しい考え方ではなく、今現在学校現場でも活用されています。
社会で生き抜く力を養ういったんとなれば良いですね。


”問題解決”型と言われていますが、ここで注目したいのは説明書きにある「生徒が自ら課題を見つけ」という文言だと思います。
昔は高度経済成長期時代のように、国民の大半が「もっと生活が豊かになりたい」と思い、生活に対して不満のある部分が多々ありました。
けれども物が溢れている現代はある程度みんな満足しているのです。
そんな時代は自ら課題を見つけ価値を提供していかなければいけないんですね。


携帯電話の通信の歴史を見てもそうですね。
5G以前は、通信の世界にも明確な課題があって、それらが解決されるように世代が上がっていきました。

1G=通話ができるようになった
2G=メールができるになった
3G=情報プラットフォームで情報を仕入れることができる(iモード、ezwebなど)
4G=動画視聴ができる

情報プラットフォームにアクセスできて、着うたや画像をダウンロードしたのも懐かしいですね。
けれど画像もダウンロードしようとしても、カクカクしてなかなかダウンロードできないこともありました。
それが3Gになってストレスなくダウンロードできるようになったり。
けれど動画はサクサク見れない。
それが4Gになってストレスなく動画視聴できるようになったり。

それでは5Gになったらどんな課題が解決されるのでしょうか?
それは明確に示されていないそうです。
4Gの時点でほとんどの人は不満なく利用できているから。

5Gの特徴は「高速大容量通信」「超信頼・低遅延」「多数同時接続」です。
これらの特徴を活かして、まだ世の中が気づいていない潜在的課題を見出し、それを解決することが求められているんだと。


そう”潜在的課題を見つける力”。
これを身につけ、行動を起こせる人がこの先強いのでしょう。


はい、旅は究極のPBLです。
目的地まで行くことですらいろんな手段があります。
その中で速さを選ぶか、快適さを選ぶか、安さを選ぶか、様々な選択が迫られます。
旅に何を求めるか、その目的を達成するためにあらゆる判断と行動が求められます。

旅で社会で必要な力が身につくのであれば、旅をしてきたことが就職活動に有利なればいいな!
いかがでしょう、世の人事の方?


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