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文章の楽しみ方入門はこれ

言葉にできない思いを言葉にする。

素晴らしい作家さんはそんな離れ業をやってのけてくれます。
ミュージシャンや作詞家の人もそう。
あの喜びも、哀しみも、言葉にしてくれるもんだから、読み手にとって感情の処方箋に丁寧に原因を説明してくれたような、納得感に救われます。


此度僕が出会ったのは三宅香帆さん著作の「バズる文章教室」です。

購入した僕の下心がなんともスケスケですね笑
僕だって一度はバズってみたいものです笑
そんな思いと裏腹、書き手だけでなく、読み手にとってもためになる本だと思いました。
なんていうか読書好きになるための入門書のような…

小説やエッセイ、実用書もそうですが、なんとなく「素敵だな~この文章」と思う本がいくつもあります。
それを「なんか良い!」で済ましていた僕だったのですが、この本では「だから良い文章なんだよ」と丁寧にフランクに説明してくれているのです。

文章に限らず、熱烈に好きな分野がある人は素敵です。
その方が魅力を伝え上手だったとき、「だから良いんだよ」と分かりやすく教えてくれたとき、僕もそれが理解できたとき、好奇心のダムが溢れかえって大洪水を起こしたとき、それはとても高揚感たかまるエクスタシーな瞬間だと思うのです。

「良い!」と思う感覚を感覚のままにしておく方が良いというご意見もあるでしょう。
確かに言葉にした瞬間、感情は四捨五入され、捨てられた四を思うともったいない気がします。
けれど僕は著者の三宅さんが文章に興奮した軌跡を一緒に辿ることで、ある種鑑賞を楽しむためのお勉強にもなった気がします。

思いがけず真面目にお勉強したところで、下心に戻りましょうか。
文章バズらないかな~笑
あまりバズることだけをねらって文章を書いて、本当に書きたい言葉で書けなくなるのは良くないですが、書きたいコトを読み手の方々がちゃんと楽しんで読んでいただけるようにはなりたいですね。

今回の本も読みっぱなしにせず、noteで実践していきたいと思います!

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