オンライン会社説明会で伝えるべき内容を貴社は間違えていないか?
2022年卒向け採用のオンライン会社説明会の台本を作ったり、演技指導の仕事をほぼ毎日行っています。
ゴールデンウィークが明けましたら、2023年卒向けインターンシップのオンライン会社説明会のための台本を作る仕事も入っています。
コロナ禍でオンライン企業説明会が全盛となっておりますが、そもそもに還って、あなたの会社のオンライン会社説明会はうまくいっているでしょうか?
ここで「うまくいっている」と敢えて曖昧な表現をしましたが、リアルでの会社説明会ではうまくいったのに、オンライン会社説明会でうまくいかなくなった理由はあります。
会社説明会そのものが「つまらない」ためです。
リアルの会社説明会は参加者を物理的に会場に入れてしまうため、「つまらない」と判断して勝手に抜け出すことはできません。
しかし、オンライン会社説明会の参加者は自宅など、自身にとって「ホーム」の場所で参加するため、「つまらない」と判断されれば、即刻抜け出して、貴社に応募することは絶対にありません。
よって、オンライン会社説明会は中身、つまりは「つまらない」と判断されない台本作りが重要になります。
それで台本を作る訳なのですが、ここで多くの企業がとんでもない間違いをしています。
何か?
会社説明会を行うことの目的です。
多くの企業が間違っているのは、会社説明会からいきなり直接「ウチに応募してもらう」ことを全力で考えます。
これがいけない。
WEBの情報しか知らない、初めて社員から説明を受ける会社に対して、いきなり「ウチに応募してくれ!」と言うのは、就活生にとってハードルが高すぎます。
だから貴社への応募が全く来ない。
知名度がない会社でも多くの就活生が応募している会社は総じて、会社説明会を「ウチをもっと知ってもらう場」と考えています。
よって、就活生にとってはほとんど知らなかった存在から「ちょっと受けてみようかな」と思わせれば、それでOKなのです。
そこから「オンラインですので何度も会社説明会に参加して良いですよ」とか「個別にZoomで質問を受けますよ」とかとWEBでのフォローを手厚くすることによって、あなたの会社への応募が続々と増えます。
よって、オンライン会社説明会において貴社は、就活生に対して、「ウチはこういう会社なんだよ。それで良かったらウチに応募してね」と会社案内に記載されていない情報を、就活生に理解できる表現でアピールすることに注力すればOKなのです。
そうしますと、貴社の担当者であるあなたは、オンライン会社説明会での約90分のプレゼンにて、すべきことが見えてきます。
貴社に就活生の気を惹かせる、「つまらない」と判断されないオンライン会社説明会でのプレゼンの内容の最たるポイントを挙げます。
ここで多くの企業が失敗しているのは、会社概要を話すことです。
WEBに書かれている情報を朗読してしまうことです。これは要りません。
絶対に要りません。
なぜなら、WEBや会社案内のパンフに書かれているためです。
書かれていることをそのまま説明されることは、就活生にとっては苦痛でしかありません。
よって、基本的に合説でのプレゼンは、会社案内やWEBに書かれていないことを話すことが基本であり、鉄則です。
それで具体的に何を話せば良いのか?
就活生が新卒で貴社に入社した後、どのような未来が起きるのか、ということを話すのです。
就活生にとって貴社に抱く不安の最たることであり、最も知りたいことは、就活生自身が貴社に入社したら、1年目はどんな仕事をするのか?どんな人と働くのか?どのようなキャリアプランなのか?社会人としてどのような成長ができるのか?ということです。
ここのところを就活生に対して理解できる言葉で、徹底的にわかりやすく説明するのです。
十分な説明ができれば、就活生の頭の中で納得でき、「是非、この仕事をやってみたい」と思わせられ、貴社への応募に簡単につながります。
多くの企業は、会社概要のような自社の過去を延々と見せて、失敗しています。
採用に成功する企業が行っているオンライン会社説明会のプレゼン内容とは、貴社の未来を学生に見せるのです。
そうしますと、就活生の皆様が貴社に気を惹かせることができます。
さらには「是非、貴社で働きたい!」と目を光らせる就活生が現れますよ!
是非、実践してみましょう!
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