【価値観の万華鏡】 同じ話題を話したい人を探せて語り合える #Talkstand のiPhoneアプリをリリース!
はじめまして、おひさしぶりの方もいますね。the Babels incという会社のCEOをやっています 大西ラドクリフ貴士です。the Babelsは「あらゆる物事の多面的な視点を得れる場を提供して、異なる価値観も受け容れられる人が増える世界」をテクノロジーで実現するためにプロダクトを作っています。
この度、同じ話題を話したい人を探せて語り合える「Talkstand」のiPhoneアプリをリリースしましたので、noteにまとめました。ぜひ最後まで読んでもらえれば嬉しいです。
iPhoneアプリを公開しました
ついにTalkstandのiPhoneアプリをリリースしました。先日Androidアプリをリリースしたので、これで両プラットフォームのアプリが出揃いました。既に色んな話題での会話が生まれています。下記からアプリをダウンロードして、「同じ興味の知らない人と話す」という新感覚トークアプリを体験してみてください!
Talkstandで得られる価値
Talkstandは『同じ話題を話したい人を探して語り合える』 新感覚トークアプリです。特に女性の方からよくご質問を頂きますが、カメラはOFFにできますので、音声通話のみでもビデオ通話でもどちらでも大丈夫です。
既に使い始めてくれている初期ユーザーの方々はトーク後に、
・『価値観の異なる人と、しかし対話する姿勢を持ちあって対話する楽しさは刺激的だった!』
『自分とは違う視点で世の中を見ている人がいることを、Talkstandでのトークを通して理解できた』
・『普段は周囲とは話しにくいようなことでも、その話をして良い前提で話し相手と出会えるのは画期的だった!』
・『Googleでは検索できないぐらい自分でも言語化できていなかったモヤモヤした疑問が、talkstandの会話の中で解消できたのは驚き』
と、トークを通して得た満足の声をくれています。
Talkstandを使えば「どんな話題でも安心して話せる相手が見つかる」し、「新しい人との会話で予想外の気付きに出会えること」ができます。
それがTalkstandの価値です。
Talkstandでどんな話をするの?
◆職場 学校 家庭では人間関係を気にして話しにくい話題
例えば、政治のこと。宗教のこと。人種差別のこと。LGBTQやフェミニズムをはじめ、日々感じる性差別のこと。お互いの意見が違ってて気まずくなりたくないから周囲とは話しにくい。でも周囲で難しいからといって、それをTwitterのリプライ欄で知らない人と話そうとすると、すぐ喧嘩になってしまったり。なぜか暴言まで吐かれてしまったり。現代人にとって、ネットで意見を言うのってとっても怖いのです。知らない誰かとだからこそ、ゆっくり語り合える、Talkstandのユースケースだと思います。
◆同じ映画を観た人同士で語り合うトピック
同じ映画を観た人同士で語り合うトピックも人気です。映画を観た後って誰かと語りたくなりますよね。「詳しい人から考察を聞けて学びになった」というユーザーの声もあれば、逆に「詳しくない人の目線での疑問が自分には新鮮だった」と、どちらも視野が拡がることを価値にあげています。
◆外出自粛中だからこそのトピック
新型コロナウィルスによる外出自粛の中で、誰か話し相手を探したり、自粛自体を楽しむアイデアを出し合うトピックも作られています。こんな時期だからこそ、自宅で話し相手が欲しい場面もあるのではないでしょうか?
Babelsが目指すもの
前々回のnote、前回のnoteにも書いたのですが、僕がこのTalkstandを the Babels incとして作ろうと決めたのは、”Disagree But Understandable”な人を世界にもっと増やせるサービスだと思えたからです。”Disagree But Understandable”と言うと「自分はその意見に同意できないけど、背景にある気持ちやロジックは理解したよ」という状態です。
目指している世界に近いと思ったものをここで1つ紹介させてください。「時をかける少女」を初めて映画化するなど、数々の功績を残された映画監督 大林宣彦さんが先日4月10日に亡くなられました。この場を借りてご冥福をお祈りいたします。
その大林監督の往年のスピーチがとても素晴らしいので、ぜひご紹介させてください。2017年に開催された映画祭 SSFF & ASIA 2017のアワードセレモニーにて、審査員をつとめた大林さんがスピーチをされています。黒澤明監督とのエピソードを中心とした約28分間は全て、聴くべき価値ある内容ですが、特に僕の心に刺さったフレーズ(映像 25分22秒〜)をご紹介します。
【映像 25分22秒〜】あるクラスで、思春期のクラスで、不思議な暗い少年がいます。その少年みんなから疎んじられているんですけどね。友達ができるんです。でその友達が彼の肌に触れるとその肌がポロっと落ちたり、最後に握手しようとすると手がポロっとおちるんです。ここまでの演出力、演技力、映像の表現、見事でした。ここで終わっていれば私は断然グランプリにしました。ところが残念なのは、この作品、ゾンビは他人で、ゾンビが人間社会に入って幸せになっていきますよ。だから人間はいいなっていうゾンビコントになってしまったんですね。ここに日本の作家に考えてもらわなきゃならない自分のアイデンティティ、自分はゾンビなのか。ゾンビを映画の素材として面白く描くのが映画か。それでは単なる映画です。自分がゾンビだと自覚するところから映画は庶民のジャーナリズムになります。そう、ジャーナリズムとはまさに庶民1人1人が語るもの。民主主義の多数決なんかじゃありません。少数者の意見が尊ばれることこそが、健全な正気の社会です。 ( 出典 : 【スピーチ】大林宣彦監督が伝えた巨匠・黒澤明の“遺言”〜未来の映画人に世界の平和を託す〜 )
人は誰しも誰かにとっての「ゾンビ」
この映像の中の大林監督の「自分がゾンビだと自覚するところから映画は庶民のジャーナリズムになります。」という言葉、とても考えさせられる、素晴らしい表現だなと感銘を受けました。
僕は思います。
誤解を恐れずに言えば、人は誰しも誰かにとっての「ゾンビ」なのだろう。
ここでは仮に「ゾンビ」を「自分とは異なる者」と捉えたとき、もはやこの世界はゾンビに満ちていて、と同時に自分自身もきっと誰かにとってのゾンビなのだろうと。
でも、誰もが「自分自身が誰かにとってのゾンビ」である可能性を自覚できない。ゾンビは自分側なのかもしれない??という発想に至るのはすごく難しいことなんですね。自分ではなく、他の誰かのことを「ゾンビ」と位置づけて、世界の窓を覗いてしまいます。人間はそういう生き物なのかな。大林監督の言葉を借りつつも、僕自身に対しても強く自戒を込めて。
Talkstandは価値観の万華鏡
僕は talkstandは「価値観の万華鏡」のようなサービスだと思っています。
1つの話題に関する、色んな意見を、色んな角度から、色んな人との対話を通して眺め直す。
そっと覗き込んでみてください。覗き込んで、くるくると廻してみてください。はじめに見えていた形とは違う、きっと色んな形が見えてくると思います。
自分の当たり前が当たり前ではないことを自覚する。Talkstandを通して1つの話題にも色んな意見や視点があることを知り、自分とは違う誰かの意見を通して、自分自身の「ゾンビ性」に気付く後押しができたら。
覗き込めば色んな価値観を知れる万華鏡のような、そんなサービスに育てていきたいと思います。
まだまだリリースしたばかり、使いにくいところもあるかと思いますが、チーム一丸となり真心を込めてアプリを作っています。ぜひアプリで誰かと話してみてもらい、Talkstandを通してあなたの人生に良い気付きのある会話を届けられたら嬉しいです!
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