【フリーランスエンジニアが仕事もせずに巡礼してみた2023】§36 巡礼Extra3日目 1人だけ?
§36-1 月
今日の月はすごいらしい。
何がすごいって?
知らないので調べた。
地球に月が近づく日。ブルームーン。
日本時間の午前10時36分に1番近づく。
スペインだったら深夜3時36分。1番いい時に月が見られるのでは?
3時半に起きて確認!
宿から見えませんでした。
ダラダラして7時半。出発。
7時半でもまだ暗い。月見えるかも。
そう思って歩いていたら見えました。
そこからはiPhoneで月を綺麗に撮る方法を検索していろいろ試す。
昨日の月の方が綺麗で大きく見えた気がする。
まぁそんなことは気にせずに、15分ぐらい写真を撮ってから歩き出す。
後ろからおじさんたちがやってきた。
この時、何か飛んでいたのでそれも撮る。
「あれはジェットだよ」と言われた。
ジェット?なにそれ?
あー、ジェット機か。
わかるまでに時間がかかる。
おじさんの1人は昨日のメキシコ人。
もう1人もメキシコ人。
追い抜いたり、追い抜かれたり。
山の中の綺麗な景色が続く。
大きい靴とスティックだけのフォトスポット。
3人で順番に写真を撮る。
こういうとき、何人かで歩いているといいよね。
急にメキシコで気になってた都市の名前を思い出した。
グアナファト行ってみたい!
ようやく伝えられた。
彼らはメキシコシティに住んでいて、仕事はもうリタイアしたらしい。
いろいろと話してくれたけど、食べ物が美味しいってことだけ理解した。
§36-2 bifurcación
別れ道。
おじさんたちはフィニステーラへ。
僕はムシアへ。
ここでお別れ。
通りかかった知らないおじさんも含めて写真を撮る。
別れて歩き始めてから、せっかく撮ったおじさんたちの2ショット写真を彼らに送ってないことに気づく。
慌てて追いかけて、foto!って言う。
すぐに呼び止める英語もスペイン語も出てこない。
普通、何て言うんだろう。
おじさんたちは2人ともAndroidだったのでAirDrop使えない。
そしておじさんたち、1人はSIMカード入ってないし、1人はスマホあんまり使い慣れてなさそう。
WhatsAppの連絡先を交換するのに10分ぐらいかかった。
「連絡してね、グアナファトにくるならうちに泊まればいい!」
おぉ、メキシコの宿が確保できた!
早いうちにメキシコに行かなくては。
§36-3 宿に1人
みんなフィニステーラに向かうみたいで、右に曲がった人はいないみたい。
誰にも会わない。静かな1人旅。
今日の宿に着く。
ここもバル併設の宿。
とりあえず到着してビールを飲む。
知らないおじさんにエンパナーダもらった。
食べ終わって宿に案内してもらう。
ずっとスペイン語。昨日と同様、これぐらいならわかる。
広い部屋に1人だけ。
巡礼者いないの?ってスペイン語で聞いてみたら、
「2人部屋の予約があるだけ。ここはあなただけ。全部あなたが使えるよ。」
15€、広い部屋に1人。
併設のバル以外何もない。
ハエがいないので、昨日より快適。
しばらくゆっくりする。
早く着きすぎた。
もうちょっと歩けたな。
シャワーを浴びて、洗濯を終えた頃、誰か来た。
おぉ、昨日同じ宿だった人だ。
ハンガリー人のおばさんと、顔だけ見たことある女性。
1人で使うはずだった広い部屋が3人で使うことになった。
それでも充分広いし、全然良い。
タルタ・デ・サンティアゴを食べながらボーっとしているとおじさんがやってきた。
2人部屋の人だった。
結局4人。
一緒にご飯を食べて、というかハンガリー人のおばさんが18時過ぎに
「お腹減ったからもう食べよう。バルも一緒に来てくれた方がいいはずだ。」
みたいなこと言って、半ば無理矢理連れて行かれた。
あと1時間遅く食べたかったのに。
鍵のかかった2人部屋にいるおじさんは、中で電話をしているのだろう。
そんなことも無視してノックし続けて無理矢理呼び出す。
何だこのおばさん。
おじさんは、「今電話してるから無理。あと30分ぐらいしたら合流するよ」と。
結局4人でご飯を食べた。
おばさんは何かしらの理由で少ししか食べず、こちらが食べ終わってすぐに食べ終わったから戻ろうと言う。
うーん。こういうとき、断れない自分が悪いのか、なんなのか。
別に悪い人ではないんだけどね、ちょっと強引。
まぁ、そういう日もある。
モヤモヤせずに生きていけるようにしたいな。
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