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単身赴任の父親と悩む息子

昨日は、久しぶりに予定のない休日。

天気がいいので、昼から高校生の長男と2人でお散歩デート。

長男は、4月から高校3年生で、今後の進路について悩んでいるらしい。

真面目な話をするのは、いつぶりだろう?

家に居るときは、なかなか真面目な話はできないし、本音も話さないだろう。

歩きながら、やりたいことは無いのか、何をして生きていきたいのか等、漠然とした話を聞き出していた。

でも、出てきた答えは曖昧で、煮えきらないというか、正直に言うと掛ける言葉に詰まるような、内容の無い答えばかりだった。

まあ、17歳なんて、そんなもんかもしれない。

自分が高校生の時を思い出しても、将来何をして生きていきたいかなんて、考えてもいなかった。

ただ、毎日を惰性で過ごしていた気がする。

進学を決めたのも、高卒ですぐ就職して働きたくなかったからだし、その後の就職先もなんとなく決めた。

自分が、そんな感じだったから、長男に対して偉そうなことは言えないし、言うつもりもない。

でも、何かいいアドバイスは無いかと、考えて、いくつか長男に言ってみた。

・やりたいことは何か、好きなことは何か、真剣に考えてみること

・やりたいことが見つかれば、進むべき道が見えるということ

・興味があることに、積極的にチャレンジしてみること

・いろいろな経験を積むことで、自分の好きなことや得意なことが、見つかるということ

・何かを始めるということは、何かをやめることになる、ということ

・人生は楽しむためにある、ということ

・生きて行くためには、お金を稼がなくてはいけない、ということ

・つらい思いをして、それなりのお金を稼ぐより、楽しくほどほどに稼ぐほうが、幸せに暮らせるということ

長男の心にどれだけ響いたのかは、わからない。
何を伝えても、結局は本人次第だ。

父親の背中を見ずに育ってきたから、説得力も影響力も無いかもしれない。

父親の背中を見ていれば、反面教師ぐらいには、なったはずだ。

単身赴任の父親なんて、月に数回会う、親戚の叔父さんくらいの影響力だろう。

でも、悩んでいるなら、力になってあげたい。

なかなか、話す機会はないけれど、思い付いたことは伝えて行こうと思う。

彼が、幸せな人生を歩んでいけるように。