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苦あれば楽あり






煙草が酷く不味く感じる

「何でこんな物を吸ってるんだろう…」
という思考に繋がる



味覚が鋭くなるのか

野菜や大豆
ミカンが美味しくて味を噛みしめる



結局三日目の昼で
九割ほどの断食は終わりにしたが

鏡で自分の顔を見て
痩せこけていてびっくりした



そもそも
断食する前から

少食気味だったのもあるだろう

しかし
腹回りの肉は中々なくならない(苦笑)



……



断食の終わりにおやじを作った







いや、おじやね…





玄米と大豆
白菜
トマト
椎茸
ネギを少し
味噌を少し
梅干し一つ

これを食べれるありがたみが
身に染みる




頂いた自家製味噌


自作の梅干し




……




十姉妹(ジュウシマツ)という鳥は

求愛の為に歌を練習するが

皆それぞれに
色々な歌を歌うらしい



自分の歌をチェックする為に

自ら孤独を求め歌を探求する



するとその中から
複雑な歌を歌う個体が出現し

もはや求愛の為に歌う事をやめ

歌を磨く為に歌い始める



ただただ自分の為に

歌を磨いていく為だけに
自分の歌を歌うらしい



その十姉妹の行動は

そのまま人間に当てはめる事が出来ると
作家の先生が言っていた



僕はそれを聞いて
とても嬉しかったんだ

ピタリとハマる訳じゃなくても

僕は嬉しくて涙を流した



そこに否定はなく

「求愛の為」という
誰もが解るような理屈もない

そのままで認められている



そして

その言葉へと導いてくれた
お陰様への感謝も

先日の涙の意味には含まれている



……



昨日は週に一度の

先輩移住者のイギリス出身の
友達と一緒に瞑想をする日だった



その人は恐らく
僕と人間性がかなり似ている



ここではアンディさんとするが

アンディさんは
僕の不調に気付いていて

一度この地を出て

リフレッシュした方がいいと
言っていた



アンディさんに話したら

気持ちが大分楽になった



僕はリフレッシュどころか
逆に自分を追い込もうとしていたのか…

僕は相変わらずのアホだなぁと
苦笑したけど



でもそれもきっと

無駄な事なんかじゃない









こうやって苦しい時には

自分自身が必死にもがき

色々な救いが訪れる



そして少しずつ

苦しみは祓われていく



そして

感謝という
とても大切な感情が訪れ

ありがたみを思い出すんだ














さぁ

何処へ遊びに行こうかな…






……